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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年3月18日)

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日医工「オパルモン」後発品の新製剤が承認、原薬・添加物・製法が先発品と同じに

日医工は3月18日、経口プロスタグランジンE1誘導体製剤「リマプロストアルファデックス錠『日医工』」について、耐湿安定性を高めた製剤への変更が承認されたと発表した。先発医薬品「オパルモン」を販売する小野薬品工業から製剤技術の移管を受けたもので、変更後の製剤は先発品と原薬、添加物、製法が同じになる。日医工は製剤の変更に伴い、バラ包装規格を追加。新製剤は4月中旬から順次発売する。

 

鳥居薬品 佐倉工場を岩城製薬に譲渡

鳥居薬品は3月18日、千葉県佐倉市の佐倉工場を岩城製薬に譲渡すると発表した。譲渡額は11億円の予定。新設する子会社に関連資産を承継し、7月1日付で同子会社の全株式を岩城製薬に譲渡する。長期収載品の収益性が低下する中、工場を譲渡して製造を委託することが最適と判断した。佐倉工場の従業員は岩城製薬で雇用を継続し、同工場で生産している品目は譲渡後も同工場で生産する。

 

鳥居薬品 価格カルテルで役員報酬を一部返上

鳥居薬品は3月18日、高血圧症治療薬「カルバン」の販売で価格カルテルを結んだとして公正取引委員会から排除措置と課徴金納付を命じられたことを受け、代表取締役社長らが役員報酬の一部を自主返上すると発表した。社長は月額報酬の30%、監督責任取締役は10%を、それぞれ1カ月返上する。

 

AGC 伊の遺伝子・細胞治療企業を283億円で買収へ

AGCは3月17日、遺伝子・細胞治療を手掛けるイタリアのモレキュラー・メディシン(モルメド)を買収すると発表した。株式公開買い付け(TOB)を行い、モルメドの全株式を総額2億4000万ユーロ(約283億円)で取得する。モルメドは遺伝子・細胞治療の研究・開発・製造を行う企業で、CDMO(医薬品開発製造受託)サービスも展開しており、AGCはCDMO事業を遺伝子・細胞治療に広げることでライフサイエンス事業を強化する。

 

富士フイルム、英CDMO子会社に新製造ライン

富士フイルムは3月18日、バイオ医薬品の生産能力を拡大させるため、英国のCDMO(医薬品開発製造受託)事業子会社FUJIFILM Diosynth Biotechnologiesが同国内に持つ拠点に90億円の設備投資を行うと発表した。微生物培養タンクを備えた製造ラインなどを新たに導入する。稼働は2022年以降の予定。

 

アステラス 岐阜大に研究講座、細菌感染症の新治療創出

アステラス製薬は3月18日、岐阜大大学院医学系研究科に共同研究講座「ファージバイオロジクス研究講座」を開設したと発表した。人工的に作成したバクテリオファージ(細菌に特異的に感染するウイルス)を応用し、細菌感染症に対する治療法の創出を目指す。講座の開設期間は今年3月から3年間。

 

栄研化学、新型コロナウイルス検出試薬キットを発売

栄研化学は3月18日、LAMP法で新型コロナウイルスを検出する「Loopamp 2019-nCoV検出試薬キット」を研究用試薬として発売したと発表した。同試薬は、同社の「リアルタイム濁度測定装置LoopampEXIA」を使うことで、検体から抽出したRNAから35分でウイルスを検出することが可能。RNA抽出には、検体数によって20~90分ほどかかる。装置はすでに国内の医療関連施設に約500台設置されているという。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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