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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年3月10日)

更新日

 

参天、滲出型加齢黄斑変性治療薬DE-122の開発中止

参天製薬は3月10日、滲出型加齢黄斑変性を対象に前期臨床第2相(P2a)試験を行っていた抗エンドグリン抗体「DE-122」の開発を中止すると発表した。抗VEGF抗体「ルセンティス」への上乗せ効果を検証したP2a試験のデータを解析したところ、ルセンティス単独治療と比べて視力を改善しなかった。参天は2014年にDE-122の眼科領域での開発権を米TRACONから獲得し、開発を進めていた。

 

大日本住友、子宮筋腫治療薬のレルゴリクス配合剤を欧州で申請

大日本住友製薬は3月10日、英子会社マイオバント・サイエンシズが、GnRH受容体拮抗薬レルゴリクスとエストラジオール、酢酸ノルエチンドロンの3剤配合剤を欧州で申請したと発表した。適応は「子宮筋腫に伴う症状の改善(中等度~重度)」。レルゴリクスは1日1回の経口投与で、日本ではあすか製薬が「レルミナ」の製品名で単剤を同じ適応で販売。マイオバントは配合剤を米国でも今年4月に申請する予定。

 

「ダラザレックス」カルフィルゾミブ・デキサメタゾンとの3剤併用療法の追加を申請

ヤンセンファーマは3月10日、多発性骨髄腫治療薬「ダラザレックス」(ダラツムマブ)について、カルフィルゾミブとデキサメタゾンとの3剤併用療法と、ダラザレックスの初回分割投与を追加する用法・用量の変更申請を行ったと発表した。再発・難治性の患者が対象となる。

 

大鵬、SDGsマッチング事業で930万円寄付

大鵬薬品工業は3月10日、クラウドファンディングサービスのREADYFORが行うSDGsマッチング事業を通じて、「がん領域の課題に挑戦する」7つのプロジェクトに総額930万円の寄付を行うと発表した。7つのプロジェクトは昨年12月に採択。今月9日まで行ったクラウドファンディングで目標金額に達し、プロジェクトが成立した。

 

凸版印刷、製薬向け翻訳サービスの提供を開始

凸版印刷は3月9日、製薬業界向けの翻訳サービス「PharmaTra(ファーマトラ)」の提供を4月から始めると発表した。同サービスは、凸版印刷の多言語翻訳のノウハウをもとに、自動翻訳を手掛けるシステム開発会社マインドワード、医薬専門翻訳会社のアスカコーポレーションと協力して開発。AIによる機械翻訳サービスと、機械翻訳に医薬専門のポストエディターによる校正をセットにしたサービスの2種類を提供する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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