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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年3月2日)

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ノバルティス 大塚と心不全治療薬「LCZ696」をコ・プロ

ノバルティスファーマは3月2日、慢性心不全の適応で申請中のサクビトリルバルサルタンナトリウム水和物(開発コード・LCZ696)について、大塚製薬と国内での共同プロモーション契約を結んだと発表した。同薬はアンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬。契約に基づき、ノバルティスは大塚から契約一時金(100億円)と目標達成に応じたマイルストンを受け取り、売り上げに応じたプロモーションフィーを大塚に支払う。

 

第一三共 「オムニパーク」など造影剤4製品をGEヘルスケアに承継

GEヘルスケアファーマは3月2日、第一三共が国内で製造販売していた「オムニパーク」など造影剤4製品の製造販売承認を同日付で承継したと発表した。対象はオムニパークのほか、「オムニスキャン」「ビジパーク」「ソナゾイド」。今後はGEヘルスケアファーマが情報提供活動を行う。両社の合意に基づき、2022年3月までは第一三共が流通を続け、安定供給を確保する。

 

大日本住友、がん領域で米ベンチャーファンドに出資

大日本住友製薬は3月2日、米MPMキャピタルが設立したベンチャーファンド「MPMオンコロジー・イノベーションズ・ファンド」に出資する契約を結んだと発表した。同ファンドは18年に設立され、規模は1億ドル。がん領域の初期研究開発に特化し、ダナ・ファーバーがん研究所の成果に基づいて起業されるベンチャー起業を中心に投資している。

 

科研、爪白癬治療薬「クレナフィン」を導出先が香港で発売

科研製薬は3月2日、爪白癬治療薬「Jublia」(一般名・エフィナコナゾール、日本製品名「クレナフィン」)を、導出先のメインライフが香港で発売したと発表した。科研は18年10月、香港とマカオでの同薬の開発・販売権をメインライフに供与する契約を締結。メインライフは昨年10月、香港の衛生省から承認を取得していた。

 

武田 てんかん治療薬ミダゾラムの口腔用液を申請

武田薬品工業は2月28日、ミダゾラムの口腔用液(SHP615)をてんかん重積状態の治療薬として申請したと発表した。けいれんを伴うてんかん重積状態を発症した患者に対し、頬粘膜投与する。同薬は欧州などで「Buccolam」の製品名で承認。日本では厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」での評価を踏まえて開発された。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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