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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年1月14日)

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アステラス がんT細胞療法をアダプティミューンと共同開発

アステラス製薬は1月14日、米子会社ユニバーサル・セルを通じて、米国と英国に本社を置くアダプティミューン・セラピューティクスと、がんの多能性幹細胞由来他家T細胞医療製品の開発・商業化で提携すると発表した。ユニバーサル・セルの細胞・遺伝子編集技術に、アダプティミューンのがん抗原特異的受容体を同定する能力と多能性幹細胞からT細胞を分化誘導する技術を組み合わせ、最大3つの標的分子に対するT細胞医療製品を共同開発する。

アステラスは、契約一時金5000万ドル(約55億円)や開発・販売マイルストンなど、合わせて最大8億9750万ドルを支払う可能性がある。さらに、各候補品の臨床第1相(P1)試験終了まで年間最大750万ドルの研究資金を支払う。

 

オリックス、小林化工に出資…株式の過半数を取得

オリックスは1月14日、小林化工に出資すると発表した。今月中をめどに小林化工の発行済み株式の過半数を取得する。オリックスは医療法人向けリースサービスを展開しているほか、原薬商社や医療機器販売会社に出資するなど、ヘルスケア分野で幅広い事業を展開。同社は「小林化工の強みとオリックスの国内外のネットワークや事業基盤を連携させ、小林化工のさらなる発展を通じて持続的な社会保障への貢献を目指す」としている。

 

アステラス AMEDの研究奨励金制度に寄付、奨学寄付は終了

アステラス製薬は1月14日、日本医療研究開発機構(AMED)の研究奨励金制度に賛同し、AMEDに寄付を行うと発表した。同制度は、創薬関連分野で若手研究者の育成などを支援するもの。これまで行ってきた奨学寄付は2019年度で終了するという。

 

田辺三菱 新社長に上野常務執行役員…4月1日付

田辺三菱製薬は1月14日、4月1日付で代表取締役社長に上野裕明・取締役常務執行役員が就任すると発表した。現職の三津家正之氏は代表権のない取締役となる。2021年度から始まる新中期経営計画の策定に向けて世代交代を図る。上野氏は1983年に三菱化成工業(現三菱ケミカル)に入社。田辺三菱ではCMC本部長や創薬本部長などを経て、19年10月から現職。理学博士(東京工業大大学院生命理工学研究科)。61歳。

 

ヴィーヴ、2剤配合の抗HIV薬「ドウベイト」が承認

ヴィーヴヘルスケアは1月14日、抗HIV薬「ドウベイト」(一般名・ドルテグラビル/ラミブジン)が承認されたと発表した。未治療の成人と12歳以上の小児患者が対象。流通・販売はグラクソ・スミスクラインが行う。米国と欧州でも昨年承認された。

 

MSD 抗HIV薬「ピフェルトロ」の承認を取得

MSDは1月14日、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬「ピフェルトロ」(ドラビリン)がHIV-1感染症の適応で承認されたと発表した。1日1回1錠を、ほかの抗HIV薬と併用する。米国や欧州など世界各国で承認されている。

 

協和キリン「Crysvita」米国で腫瘍性骨軟化症への適応拡大を申請

協和キリンは1月14日、自社創製の抗FGF23抗体「Crysvita」(ブロスマブ)について、米国で腫瘍切除不能または腫瘍の同定が困難な腫瘍性骨軟化症(FGF23関連低リン血症)への適応拡大を申請したと発表した。米国では2018年にX染色体連鎖性低リン血症の適応で承認されている。日本では「クリースビータ」の製品名でFGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症を対象に発売しており、腫瘍性骨軟化症もこの適応症に含まれる。

 

あすか製薬、京大発ベンチャーと子宮頸部異形成治療薬でオプション契約

あすか製薬は1月14日、京都大発ベンチャーのキノファーマが開発中の子宮頸部異形成治療薬について、日本での開発・販売権に関する独占的オプション権を獲得する契約を結んだと発表した。契約に基づき、あすか製薬は契約一時金とマイルストンをキノファーマに支払う。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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