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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年11月20日)

更新日

 

アステラス「エベレンゾ」発売、国内初のHIF-PH阻害薬

アステラス製薬は11月20日、腎性貧血治療薬「エベレンゾ」(一般名・ロキサデュスタット)を発売したと発表した。同薬は国内初のHIF-PH阻害薬で、適応は透析実施中の腎性貧血。薬価は20mg1錠387.40円、50mg1錠819.20円、100mg1錠1443.50円で、ピーク時の予測売上高は61.9億円。現在、保存期への適応拡大に向けた臨床第3相(P3)試験を行っている。HIF-PH阻害薬は、田辺三菱製薬とグラクソ・スミスクラインも申請中。

 

エーザイ、パーキンソン病薬「エクフィナ」発売

エーザイは11月20日、パーキンソン病治療薬「エクフィナ」(サフィナミドメシル酸塩)を発売したと発表した。適応は「レボドパ含有製剤で治療中のパーキンソン病におけるウェアリング・オフ現象の改善」で、国内ではMeijiSeikaファルマが開発。ライセンス契約に基づき、エーザイが独占的に販売する。薬価は50mg1錠963.90円。ピーク時に76.8億円の売り上げを見込む。

 

中外、ポラツズマブ ベドチンがオーファン指定

中外製薬は11月20日、抗CD79b抗体薬物複合体ポラツズマブ ベドチンが希少疾病用医薬品に指定されたと発表した。予定する適応はびまん性大細胞型B細胞リンパ腫。現在、P3試験を行っており、2021年の申請を予定している。

 

協和キリン「アコアラン」妊娠高血圧腎症で国内P3開始

協和キリンは11月20日、遺伝子組み換えアンチトロンビン製剤「アコアラン」(アンチトロンビン ガンマ)について、妊娠高血圧腎症を対象とする国内P3試験を開始したと発表した。同薬は2015年に「先天性アンチトロンビン欠乏に基づく血栓形成傾向」と「アンチトロンビン低下を伴う播種性血管内凝固症候群(DIC)」の適応で承認されている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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