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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年11月13日)

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「エベレンゾ」「トリンテリックス」など11月19日に薬価収載へ

中央社会保険医療協議会(中医協)総会は11月13日、アステラス製薬の腎性貧血治療薬「エベレンゾ」(一般名・ロキサデュスタット)や武田薬品工業のうつ病治療薬「トリンテリックス」(ボルチオキセチン)、協和キリンのFGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症「クリースビータ」(ブロスマブ)など新薬14成分33品目の薬価収載を了承した。収載は11月19日の予定。クリースビータには、有用性加算Iと市場性加算Iをあわせて55%の加算がついた。(くわしくはトピックスで)

 

キイトルーダに特例拡大再算定、来年2月に薬価17.5%引き下げ

厚生労働省は11月13日、MSDの免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」(一般名・ペムブロリズマブ)について、来年2月1日から薬価を17.5%引き下げることを決めた。同日の中医協総会で了承された。

NDBデータを分析した結果、市場拡大再算定の特例の要件(年間販売額1000億円超かつ基準年間販売額の1.5倍超)に該当すると判断した。改定後の薬価は、20mg0.8mL1瓶6万3077円(現行薬価は7万6491円)、100mg4mL1瓶30万6231円(同37万1352円)。

 

ロート製薬、医療用参入へ日本点眼薬研究所を買収

ロート製薬は11月13日、眼科領域を専門とする医療用医薬品メーカーの日本点眼薬研究所を買収すると発表した。買収額は非公開で、来年3月1日に日本点眼の全株式を取得する予定。日本点眼は独自の「PFデラミ容器」を使った防腐剤無添加点眼薬に強みを持つ。ロート製薬は買収によって、製品開発の強化と海外事業の拡大を狙うとともに、医療用医薬品への参入の契機とする。

 

ゼリア「アサコール」の中国販売でイタリア企業と提携

ゼリア新薬工業は11月13日、潰瘍性大腸炎治療薬「アサコール」の中国での流通・マーケティングについて、子会社のティロッツファーマ(スイス)がA.Menarini(イタリア)傘下のA.Menarini International Trading(中国・武漢)と提携を結んだと発表した。中国は炎症性腸疾患の発生率がアジアで最も高く、提携でアサコールの販売拡大を狙う。

 

共和薬品、ユニゾン傘下に…印ルピンが573億円で売却

共和薬品工業は11月12日、親会社の印ルピンが保有する共和の全株式を投資ファンドのユニゾン・キャピタルに売却すると発表した。ルピンの発表によると、売却額は約573億円。売却は来年3月末までに完了する予定。共和とルピンは、今後も製品開発や製造で提携を続ける。共和の2019年度の売上高は約283億円。共和はユニゾン傘下入りにより「医薬品事業にとどまらない様々なソリューションを提供することで、CNSヘルスケアカンパニーとして成長することを目指す」としている。

 

「ゾレア」花粉症の適応で最適使用推進ガイドライン

中医協総会は11月13日、近く花粉症への適応拡大が承認されるノバルティスファーマの抗IgE抗体「ゾレア」(オマリズマブ)の最適使用推進ガイドラインを了承した。投与前にはアレルゲン免疫療法による長期的な治療について十分な説明を行うよう医師に求めるとともに、▽スギ花粉抗原に対する血清特異的IgE抗体がクラス3以上▽鼻噴霧用ステロイドとケミカルメディエーター受容体拮抗薬による治療を受けてもコントロール不十分な鼻症状が1週間以上続いている――などが確認された患者を投与対象とする。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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