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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年11月6日)

更新日

 

武田、MDアンダーソンがんセンターから「CAR-NK細胞療法」を導入

武田薬品工業は11月6日、米国テキサス大MDアンダーソンがんセンターと、臍帯血由来のNK細胞にキメラ抗原受容体を発現させた「CAR-NK細胞療法」の独占的ライセンス契約と共同研究開発契約を結んだと発表した。武田は同センターのCAR-NK基盤技術にアクセスする権利と、CD19やBCMAを標的とする最大4つのCAR-NK細胞療法を独占的に開発・販売する権利を獲得。開発プログラムを進めるために共同研究を行う。

CD19をターゲットとするCAR-NK細胞療法は現在、臨床第1/2a相試験を実施中。2021年には主要臨床試験を始める。

 

ニプロ、タリオンAGに小児適応追加

ニプロは11月6日、抗アレルギー薬「タリオン」のオーソライズド・ジェネリック「ベポタスチンベシル酸塩錠『タナベ』」について、小児に対する適応と用法・用量の追加が承認されたと発表した。今回の承認により、適応と用法・用量は先発医薬品と同じになった。

 

ツムラ、中国企業と資本提携

ツムラは11月6日、中国子会社の平安津村有限公司が、中国の漢方原料生薬メーカー・天津盛実百草中薬科技股份有限公司と資本提携を結ぶと発表した。日本向け原料生薬の安定供給体制を強化するとともに、中国事業の拡大を目指す。平安津村は天津盛実の株式の80%を取得して子会社化。今年12月をめどに正式契約を結ぶ予定。

 

スズケン、Welbyと資本業務提携

スズケンは11月6日、PHR(Personal Health Record)サービスを展開するWelbyと資本業務提携したと発表した。スズケンはWelbyの発行済み株式の1%を取得。PHRサービスの普及を図るほか、医療従事者の利便性向上や患者サポートに貢献する新たなソリューションや、流通から患者サポートまでをカバーするソリューションを検討する。

 

決算

参天製薬(2019年4~9月期、11月6日発表)

売上高1187億7500万円(前年同期比3.9%増)、営業利益190億1100万円(8.7%減)。国内で主力の網膜疾患治療薬「アイリーア」や角結膜疾患治療薬「ジクアス」などが伸びたほか、中国事業が2桁成長。米メルクから買収した眼科製品などの無形資産の償却費がかさみ、利益は減少した。

 

ツムラ(2019年4~9月期、11月6日発表)

売上高608億200万円(前年同期比4.3%増)、営業利益97億7600万円(9.2%増)。主力の「大建中湯」や「抑肝散」「六君子湯」などが堅調に推移した。

 

日本新薬(2019年4~9月期、11月6日発表)

売上高573億8700万円(前年同期比7.3%増)、営業利益110億2500万円(45.7%増)。骨髄異形成症候群治療薬「ビダーザ」や肺動脈性肺高血圧症治療薬「ウプトラビ」などが好調。同薬の海外導出先からのロイヤリティ収入が増加したことで、大幅な営業増益となった。

 

科研製薬(2019年4~9月期、11月6日発表)

売上高451億7000万円(前年同期比4.9%減)、営業利益137億4400万円(11.2%増)。高脂血症治療薬「リピディル」が後発医薬品の影響で売り上げを落としたことが響いて減収となった一方、研究開発費の減少により利益は大幅に増えた。

 

キッセイ薬品工業(2019年4~9月期、11月6日発表)

売上高315億4800万円(前年同期比11.5%減)、営業利益23億3400万円(45.1%減)。排尿障害改善薬「ユリーフ」が後発医薬品の影響により前年同期比59.7%減と落ち込み、売り上げ、利益とも前年同期を大きく下回った。11月に薬価収載が見込まれる腎性貧血治療薬「ネスプ」のバイオシミラーは、通期で5億円の売り上げを予想している。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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