千寿製薬「アジマイシン」を発売
千寿製薬は9月11日、マクロライド系抗菌薬の点眼薬「アジマイシン」(一般名・アジスロマイシン)を発売したと発表した。薬価は1mL302.20円で、ピーク時に15.7億円の売上高を予想。眼感染症の治療薬はフルオロキノロン系抗菌薬が中心で、同社は薬剤耐性の観点からも非キノロン系抗菌薬の選択肢を充実させることは臨床上の意義があるとしている。
医師が選ぶ「地域医療に貢献している製薬企業」トップは武田薬品…インテージ調べ
インテージヘルスケアは9月11日、全国の医師1万6000人を対象に行った調査をもとに「地域医療に貢献している製薬企業ランキング」を発表した。トップは武田薬品工業で、2位は第一三共、3位は大塚製薬だった。
地域医療について製薬会社に期待することを尋ねたところ、「医療従事者に向けた勉強会の実施」「他施設の動向に関する情報提供」「医師会や他施設とタイアップした研究会の実施」などが多かった。
ロシュ・ダイアグノスティクス、診断薬「コバス」がダコミチニブに適応拡大
ロシュ・ダイアグノスティクスは9月11日、EGFR遺伝子変異を検出する体外診断用医薬品「コバス EGFR変異検出キット v2.0」が、EGFR阻害薬ダコミチニブ(製品名・ビジンプロ)のコンパニオン診断薬として適応拡大の承認を取得したと発表した。承認は10日付。同診断薬はこれまで、▽ゲフィチニブ▽エルロチニブ▽アファチニブ▽オシメルチニブ――が対象だった。
メドピア、医師向けネットテレビを開局へ
メドピアは9月11日、運営する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」内にインターネットテレビ「MedPeer Channel」を開局すると発表した。医療ニュース番組を中心に、学習番組や医療バラエティ番組などを制作・放送。製薬企業などに企業ブランディングや疾患啓発の場を提供するとともに、コンテンツの制作を受託することで収益化を図る。今年11月5日のスタートを予定しており、平日の正午~午前0時に放送する。
メジフィジックス、千葉事業所の研究開発施設が完成
日本メジフィジックスは9月10日、千葉事業所(千葉県袖ケ浦市)に建設していた放射性治療薬・診断薬の研究開発施設が完成したと発表した。同施設を拠点に「セラノスティクス(治療と診断の融合)」の実現に向けた研究開発を進める。総投資額は33億円。2020年春の稼働開始を予定している。