
アッヴィ、日本で「イノベーション・アワード」受賞者に賞金1000万円
アッヴィは6月17日、日本のバイオテクノロジー企業や研究機関を支援するために米BioLabsと共同で行う「アッヴィ・ジャパン・イノベーション・アワード」への募集を開始したと発表した。対象はアッヴィの重点領域である▽免疫疾患▽がん▽精神・神経疾患▽アイケア▽肥満症▽美容医療――の治療法につながる科学や技術の研究・開発を行うスタートアップ企業や学術機関。賞金・賞品として、▽BioLabsのインキュベーション施設の1年間貸与と、そこで提供されるさまざまな支援が受けられるチケット▽1000万円――を用意し、2人の受賞者にそれぞれいずれか、または1人の受賞者に両方を授与する。募集期間は6月17日~8月15日で、受賞者の発表は10月を予定している。
アクセリードDDP、ADC開発でロッテバイオロジクスなどと提携
Axcelead Drug Discovery Partners(神奈川県藤沢市)は6月17日、韓国のCDMOロッテバイオロジクス、同国のバイオテック企業カナフ・セラピューティクスと、抗体薬物複合体(ADC)を開発するための「ツールボックス」構築に向けた覚書を結んだと発表した。ツールボックスは、ADC開発に必要なペイロード、リンカー、結合技術などをそろえたサービスプラットフォームで、ユーザーは必要な構成要素を選んで組み合わせることが可能。3社は、ツールボックスに組み込むリンカーとペイロードの研究開発を共同で進める。
大塚製薬、うつ病向け治療用アプリを英国で発売
大塚製薬は6月17日、うつ病向けの治療用アプリ「リジョイン」を英国で発売したと発表した。アプリは米クリック・セラピューティクスと共同開発。認知機能トレーニングなど6週間のプログラムを提供し、通常のうつ病治療と併用することで症状を改善する。米国では2024年8月から販売しており、英国はこれに続く発売となる。