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伊藤忠、海外製薬企業の日本市場参入支援/日医工子会社、協和キリンから「デパケン」承継 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年6月5日)
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AnswersNews編集部

伊藤忠、海外製薬企業の日本市場参入支援
伊藤忠商事は6月5日、海外製薬企業の日本市場参入を包括的に支援するサービスを開始したと発表した。サービスは、子会社のCROエイツーヘルスケアと投資会社ITCベンチャーパートナーズ(IVP、米国)を通じて提供。IVPが海外で開発候補品を探索し、エイツーヘルスケアはパートナー企業と連携して市場調査、開発、薬事承認プロセス、製造、流通を支援する。参入にあたって必要となる機能を包括的に提供することで海外製薬企業を呼び込み、ドラッグ・ロス問題の解消につなげる。
日医工子会社、協和キリンから「デパケン」承継
日医工は6月5日、子会社の日医工岐阜工場がてんかん/躁病・躁状態/片頭痛治療薬「デパケン」(一般名・バルプロ酸ナトリウム)の製造販売承認を協和キリンから承継すると発表した。承継は7月25日付。同日以降、日医工岐阜工場が製造販売元となり、日医工が販売会社として販売や情報提供・収集を行う。
参天、近視進行抑制薬が欧州で承認
参天製薬は6月5日、欧州で近視進行抑制薬「Ryjunea」の承認を取得したと発表した。同薬は低用量アトロピン点眼液で、小児が対象。承認の根拠となった臨床試験では、プラセボと比較して2年間で近視の進行を年間30%抑制した。近視の進行抑制を目的とした薬物療法の承認は欧州初。参天は日本でも、アトロピン硫酸塩水和物を有効成分とする近視進行抑制薬「リジュセアミニ点眼液」を今年4月に発売した。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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