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Meijiとダイト、コンソーシアム実現へ協議開始…生産拠点集約や品目統合目指す など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年6月4日)

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AnswersNews編集部

 

Meijiとダイト、コンソーシアム実現へ協議開始…生産拠点集約や品目統合目指す

MeijiSeikaファルマとダイトは6月4日、後発医薬品の品目統合をはじめとする企業間連携に向けた協議を始めることで合意したと発表した。複数企業によるコンソーシアムを形成し、生産拠点を集約することで生産効率を向上させるとともに、参加企業の品質管理体制を底上げ。屋号の統一と販売品目の集約を実現し、安定供給と収益構造の改善を目指す。取り組みの第1段階として両社は、それぞれ販売する後発品の生産拠点を集約。コンソーシアム構想への参加を表明しているほかの企業とも連携し、生産拠点の集約と品目統合に向けた交渉を進める。Meijiはかつて、複数メーカーが共同で機能統合法人を立ち上げ、そのもとで生産の集約を進める構想を提唱していたが、今回の構想は必ずしも機能統合法人の設立を目的としたものではないとしている。

 

「レミッチOD錠」特許訴訟、鳥居は賠償金の半額受け取り

鳥居薬品は6月4日、東レが製造販売を取得し、鳥居が販売するそう痒症改善薬「レミッチOD錠」をめぐる特許訴訟に関連し、後発医薬品メーカーから東レに支払われる賠償金の半額を受け取ることで同社と合意していることを明らかにした。知財高裁は先月、沢井製薬と扶桑薬品工業が東レの特許を侵害したと認定し、2社に計217億円の損害賠償を命じた。両社は最高裁に上告する方針を示しており、鳥居は賠償金とその確定時期が未定だとして2025年12月期業績予想に現時点では変更はないとしている。

 

メタジェンセラピューティクス、川崎にFMT治験薬の製造施設

メタジェンセラピューティクス(山形県鶴岡市)は6月4日、川崎市殿町のキングスカイフロントに経口腸内細菌叢移植(FMT)医薬品の治験薬製造施設を開設したと発表した。2026年はじめから同施設で治験薬の製造を開始し、同年中に日本と米国で治験を始める予定。同社はドナーから便の提供を受ける「献便ルーム」を鶴岡市に設けており、治験薬の原材料にはここで収集した便の腸内細菌を使用。同ルームに隣接する製造施設で便から腸内細菌を抽出し、凍結して川崎市の治験薬製造施設に運ぶ。

 

武田「アドセトリス」欧州で適応拡大承認

武田薬品工業は6月4日、悪性リンパ腫治療薬「アドセトリス」(一般名・ブレンツキシマブ ベドチン)について、「リスク因子を有する2b期および3または4期の新規診断を受けたホジキンリンパ腫」に対するエトポシド、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ダカルバジン、デキサメタゾンとの併用療法が承認されたと発表した。承認の根拠となった臨床第3相(P3)試験では、欧州での標準療法であるeBEACOPP(ブレオマイシン、エトポシド、ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プロカルバジン、プレドニゾンの増量レジメン)と比べて有意に優れた安全性を示し、安全性と有効性の複合主要評価項目を達成した。

 

大鵬薬品工業とシンセティックゲシュタルト、分子基盤AIモデル活用へ技術検証

大鵬薬品工業とシンセティックゲシュタルト(東京都新宿区)は6月4日、シンセティックゲシュタルトが持つ分子基盤AIモデルの活用に向けた技術検証に関する契約を結んだと発表した。大鵬薬品は分子基盤AIモデルを活用し、自社のシステイノミクス創薬の基盤拡充を目指す。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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