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武田薬品、国内で希望退職…募集人数定めず/アステラス「ビロイ」が米承認 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2024年10月21日)

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AnswersNews編集部

 

武田薬品、JPBUと国内R&D部門で希望退職実施…募集人数は定めず

武田薬品工業は10月21日、オンコロジー以外の主要な国内事業を所管するジャパン ファーマ ビジネス ユニット(JPBU)と、国内R&D部門の一部で行う希望退職・転職支援プログラムの詳細を発表した。募集対象は、本日時点でJPBUの全組織、日本のR&D部門で武田薬品が指定する組織に所属し、25年2月28日時点で勤続年数が3年以上の社員。年齢は不問で、募集人数は定めていない。12月2日から20日に募集し、応募者は来年2月末に退職する。希望退職の実施は8月に公表済みで、労働組合との協議を進めていた。

同社はまた、来年4月1日以降、JPBUの新組織体制を▽ワクチンと既存製品の情報提供活動を地域密着で行う第一事業部▽新製品と希少性の高い製品の適正使用を推進する第二事業部――の2つに再編すると発表。両部にMRの役割を担う「カスタマースペシャリスト」を置くほか、第二事業部には特定の疾患や製品に関する専門知識を持つ「プロダクトスペシャリスト」を設置する。同社は「事業部間の連携をより強化し、顧客体験の向上につなげる」としている。

 

アステラスの抗CLDN18.2抗体「ビロイ」、米国で承認取得

アステラス製薬は10月21日、抗CLDN18.2抗体「VYLOY」(一般名・ゾルベツキシマブ)について、フルオロピリミジンおよびプラチナ製剤を含む化学療法との併用療法が米国で承認されたと発表した。適応は「Claudin(CLDN)18.2陽性、HER2陰性の切除不能な局所進行性または転移性胃腺がんおよび食道胃接合部腺がん患者に対する一次治療」。化学療法への上乗せを検討した2つの臨床第3相(P3)試験では、無増悪生存期間と全生存期間を有意に延長した。同薬は「ビロイ」の製品名で今年3月に日本で世界初の承認を取得。欧州や韓国でも承認されている。米国では今年1月、製造委託先に未解決の指摘事項があるとして承認が見送られ、アステラスは5月に再申請を行っていた。

 

アキュリス、ナルコレプシー薬pitolisantを申請へ…P3試験で主要評価項目達成

アキュリスファーマ(東京都港区)は10月21日、ヒスタミンH3受容体拮抗薬/逆作動薬pitolisantについて、ナルコレプシーを対象とする国内P3試験で主要評価項目を達成したと発表した。アキュリスは同試験のデータをもとに申請を行う予定。試験では、日本人のナルコレプシー患者に対し、pitolisantを8週間経口投与。日中の過度な眠気の改善効果をエプワース眠気尺度(ESS)を主要評価項目としてプラセボ群と比較した。同薬は仏Bioprojetが創薬したもので、ナルコレプシーの適応では欧州や米国など38カ国で承認されている。日本では、約17年間ナルコレプシーに対する新たな薬剤が発売されていない。

 

ノバルティスファーマ新社長にジョンポール・プリシーノ氏

ノバルティス ファーマは10月21日、11月1日付で、代表取締役社長にジョンポール・プリシーノ氏が就く人事を発表した。現社長のレオ・リー氏は退任し、ノバルティスの中国法人代表に就任する。プリシーノ氏は、ファイザーのMRとしてキャリアをスタートし、セールスマネージャー、マーケティングマネージャー、国や地域のリーダーを歴任。直近はファイザー日本法人の取締役執行役員兼オンコロジー部門長を務めていた。42歳。

 

MeijiSeikaと韓国企業のウステキヌマブBS、欧州で承認勧告

MeijiSeikaファルマは10月21日、ウステキヌマブのバイオシミラー「IMULDOSA」について、CHMP(欧州医薬品委員会)で販売承認勧告が採択されたと発表した。同薬は、MeijiSeika ファルマと東亞ST(韓国)が共同開発したもので、先発医薬品と同じSp2/0 細胞を用いた製造法により、先発品に対し高い同等性・同質性を確保している。2021年に日本・韓国および一部のアジア地域を除く世界での販売権をインタス・ファーマシューティカルズにライセンスしており、欧州では同社子会社が申請を行った。

 

メタジェンセラピューティクスと順天堂大、パーキンソン病に対する腸内細菌叢移植法で共同研究

メタジェンセラピューティクス(山形県鶴岡市)は10月21日、順天堂大と、「パーキンソン病に対する抗菌薬併用腸内細菌叢移植療法の開発」の共同研究を開始したと発表した。共同研究では、抗菌薬を使って患者の腸内細菌叢を取り除き、健康なドナーから採取した腸内細菌叢溶液を移植後、パーキンソン病の全般的な機能を評価する。近年の研究では、パーキンソン病の病態と腸内細菌叢の関係が示唆されている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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