
参天、米社から翼状片治療薬のマルチキナーゼ阻害薬を導入
参天製薬は8月6日、米クラウドブレイク・ファーマが翼状片治療薬として開発しているマルチキナーゼ阻害薬「CBT-001」に関するライセンス契約を同社と結んだと発表した。クラウドブレイクは、日本、韓国、東南アジア諸国で同薬を開発・製造・販売する権利を参天に許諾する。同薬はニンテダニブを有効成分とする乳化点眼薬。ニンテダニブはVEGF受容体などに作用して血管新生と線維化を抑制する。現在、クラウドブレイクは米国や中国などで国際共同臨床第3相(P3)試験を行っている。翼状片は結膜から発生して角膜表面に進展する非悪性腫瘍。眼の充血、刺激、疼痛、異物感といった症状を引き起こす。同疾患を適応とする治療薬は存在せず、重症化してから手術で切除するのが一般的。国内には400万人前後の患者がいると推定されている。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
あわせて読みたい
オススメの記事
-
ニプロ、サムスンバイオエピスとバイオシミラー商業化で提携/「レミッチOD錠」特許訴訟、沢井も上告 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年6月9日)
-
【2025年版】国内製薬会社ランキング―トップ3は今年も武田・大塚・アステラス、海外好調で軒並み増収
-
【2025年版】製薬会社世界ランキング―トップ3はロシュ、メルク、ファイザー…リリーがトップ10入り
-
MRの求人は9%増、大型採用続く…研究・製造も内資系企業中心に募集活発|製薬業界 今月の転職求人動向レポート(2025年5月)
-
2024年 国内新薬承認取得数ランキング…最多は11承認のアストラゼネカ、新規有効成分はファイザーがトップ