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旭化成、スウェーデンの製薬企業カリディタス買収…約1739億円 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年5月28日)

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AnswersNews編集部

 

旭化成、スウェーデンの製薬企業カリディタス買収…約1739億円

旭化成は5月28日、スウェーデンの製薬企業カリディタス・セラピューティクスを買収すると発表した。買収額は約118億スウェーデンクローナ(約1739億円)。7月に株式公開買い付け(TOB)を始め、9月中の完全子会社化を目指す。カリディタスは腎疾患治療薬を手掛ける企業で、2021年から米国でIgA腎症治療薬「タルペーヨ」を販売している。旭化成は腎移植手術後に使われる免疫抑制剤を販売する米ベロキシスを20年に買収しており、今回の買収を通じて腎疾患や希少疾患に事業基盤を広げる。

 

帝人、信州大発ベンチャーのCAR-T開発・製造を支援

帝人は5月28日、信州大発ベンチャーのA-SEEDS(長野県松本市)と、CAR-T細胞療法製品の開発に関する覚書を結んだと発表した。A-SEEDSはウイルスベクターを使わない製造法を用いたCAR-T細胞療法の開発を進めており、帝人の再生医療CDMO子会社・帝人リジェネットが製造工程の開発や治験薬の製造といった支援を提供する。A-SEEDSは2020年設立。製品化に向けて、帝人の再生医療CDMOと協働することが最適と判断し、細胞製造での包括的協働関係を検討・構築するため今回の契約に至った。

 

チェプラファーム、クリニジェンから新たに2製品5品目を承継

チェプラファームは5月28日、クリニジェンから7月1日付で2製品5品目を承継すると発表した。承継するのは、抗血小板薬「パナルジン」(2品目)と抗がん剤「パラプラチン」(3品目)。チェプラファームは今年4月、クリニジェンから5製品12品目を7月1日付で承継すると発表しており、同社からの承継は計7製品17品目となる。承継日以降はチェプラファームが情報提供・収集活動を実施。流通移管は9月17日を予定している。

 

アッヴィ、23年の国内売上高22.4%増

アッヴィは5月28日、2023年の国内の製品売上高が前年比22.4%増の1225億6800万円だったと発表した。自己免疫疾患治療薬の「スキリージ」と「リンヴォック」の合計売上高が前年から82.9%増加し、成長を牽引した。

 

レボルカ、第一三共と提携…高機能タンパク質の創製で

バイオベンチャーのレボルカ(東京都文京区)は5月28日、第一三共と高機能タンパク質の創製に関する基本契約を結んだと発表した。レボルカ独自のAIを使った進化分子工学技術を活用し、両社共同で高機能タンパク質を創製する。

 

塩野義「フェトロージャ」台湾で発売

塩野義製薬は5月28日、抗菌薬「フェトロージャ」(一般名・セフィデロコルトシル酸塩硫酸塩水和物)を台湾で発売したと発表した。同薬は塩野義が創製したシデロフォアセファロスポリン系抗菌薬。台湾では「成人患者における、グラム陰性菌による腎盂炎を含む複雑尿路感染症治療および院内肺炎(院内細菌性肺炎および人工呼吸器関連肺炎)治療」の適応で今年2月に承認された。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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