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帝人ファーマ ナルコレプシー薬を仏社に導出…マイルストン607億円/新薬10成分15品目、17日薬価収載 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年4月10日)

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AnswersNews編集部

 

帝人ファーマ、ナルコレプシー薬を仏社に導出…マイルストン総額607億円

帝人ファーマは4月10日、自社創製のナルコレプシー治療薬候補化合物を仏バイオプロジェに導出する契約を結んだと発表した。帝人ファーマは全世界での独占的な開発・製造・販売権を供与し、一時金として3000万ドル(約46億円)を受領。総額4億ドル(約607億円)の開発・販売マイルストンと、売り上げに応じたロイヤリティを受け取る権利を保有する。導出したのは選択的オレキシン2受容体作動薬。バイオプロジェはナルコレプシー治療薬のヒスタミンH3受容体阻害薬pitolisantを主力製品として展開しており、帝人ファーマは実績のあるバイオプロジェに導出することが価値最大化につながると判断した。

 

新薬10成分15品目、4月17日薬価収載

中央社会保険医療協議会(中医協)総会は4月10日、日本イーライリリーのアトピー性皮膚炎治療薬「イブグリース皮下注」など新薬10成分15品目の薬価収載を了承した。収載は4月17日付。アレクシオンファーマの発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)治療薬「ボイデヤ錠」には、2024年度薬価制度改革で新設された「迅速導入加算」が初めて適用された。

関連記事:アトピー性皮膚炎治療薬「イブグリース」や「アイリーア」高濃度製剤など10新薬、4月17日薬価収載|トピックス

 

「ケレンディア」「ラゲブリオ」費用対効果評価で薬価引き下げ

中医協総会は4月10日、バイエル薬品の2型糖尿病を合併する慢性腎臓病治療薬「ケレンディア錠」(一般名・フィネレノン)と、MSDの新型コロナウイルス感染症治療薬「ラゲブリオカプセル」(モルヌピラビル)について、費用対効果評価の結果に基づいて薬価を引き下げることを了承した。ケレンディアは2.7%、ラゲブリオは8.2%引き下げる。新薬価は今年7月1日から適用される。

 

沢井、自社最薄の防湿PTPシート開発…使用プラスチック量22%削減

沢井製薬は4月10日、自社最薄の防湿PTPシートを開発し、今年6月以降に発売する一部製品に採用すると発表した。シートは住友ベークライトと協業して開発。厚みは165マイクロメートルで、従来品に比べて50マイクロメートル(約23%)薄くすることに成功した。これによって、1シートあたりの使用プラスチック量を約22%削減でき、錠剤の取り出しやすさにもつながるという。

 

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