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塩野義、小児ADHD治療用アプリを申請/ブリストル、潰瘍性大腸炎薬オザニモドを申請 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年2月26日)

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塩野義、小児ADHD治療用アプリを申請…米アキリから導入

塩野義製薬は2月26日、小児のADHD(注意欠陥・多動症)治療用アプリ「SDT-001」を申請したと発表した。米アキリから導入したもので、患者ごとに最適化された二重課題を行うことで大脳皮質を刺激し、症状の改善を促す。塩野義が6~17歳の小児ADHD患者164人を対象に行った国内臨床第3相(P3)試験では、SDT-001群(1日1回約25分を6週間継続)は通常治療群(環境調整や心理社会的治療)に比べてADHDの重症度を評価するADHD-RS-IV不注意スコアを有意に改善した。塩野義は2019年にアキリから日本と台湾での独占的開発・販売権を取得。アキリは米国でFDA(食品医薬品局)の承認を取得しており、欧州でもECマークを取得している。

 

ブリストル、潰瘍性大腸炎治療薬オザニモドを申請

ブリストル・マイヤーズスクイブは2月26日、スフィンゴシン1-リン酸(S1P)受容体調節薬オザニモドを潰瘍性大腸炎治療薬として申請したと発表した。申請は、経口アミノサリチル酸製剤またはコルチコステロイドの投与歴がある中等症から重症の活動性潰瘍性大腸炎患者を対象に行った国内P2/3試験の結果に基づく。同薬は、リンパ球を末梢リンパ組織内に保持することでリンパ球の体内循環を制御し、病巣へのリンパ球の浸潤を阻害する作用を持つ。海外では「Zeposia」の製品名で再発型多発性硬化症や潰瘍性大腸炎の治療薬として承認されている。

 

国内医療用医薬品市場、初の11兆円突破…2023年

IQVIAは2月26日、2023年の国内医療用医薬品市場が前年比3.1%増の11兆2806億円だったと発表した。2年連続で過去最高を更新し、初めて11兆円を突破した。製品別の売上高ランキングでは、小野薬品工業の免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」が9.0%増の1662億円でトップ。2位はMSDの同「キイトルーダ」(1593億円、24.2%増)、3位は第一三共の抗凝固薬「リクシアナ」(1315億円、12.9%増)だった。詳しくはトピックス

 

ティムス、香港企業から難治性高血圧症治療薬の開発販売権取得

ティムスは2月26日、Ji Xing Pharmaceuticals(香港)と、同社が開発中の難治性高血圧症治療薬「JX09」の日本での開発販売権に関するライセンス契約を結んだと発表した。契約に基づき、ティムスはロイヤリティ・フリーの独占的な開発販売権を取得。Ji Xingはグローバル開発の一環としてティムスが日本で行う開発の費用の75%を、500万ドルを上限に負担する。JX09は経口の低分子アルドステロン合成阻害薬。今月からP1試験が行われている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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