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ヘリオス、ARDS治療薬の開発・販売でノーベルファーマと提携へ|製薬業界きょうのニュースまとめ(2023年12月27日)

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ヘリオス、ARDS治療薬の国内開発・販売でノーベルファーマと提携へ

ヘリオスは12月27日、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象に開発を進めている体性幹細胞再生医薬品「HLCM051」について、ノーベルファーマと日本国内での開発販売提携に向けた基本合意書を締結したと発表した。基本合意には、ヘリオスの子会社でHLCM051の臨床開発を担うプロセルキュアが製品を供給すること、ノーベルファーマは販売に加えて開発承認申請支援業務を行うことなどが盛り込まれている。プロセルキュアは250億円規模の対価を受け取る見込みという。3社は今後、契約締結に向けて詳細条件の交渉を進める。

 

塩野義「ゾコーバ」提携先が韓国で製造許可申請

塩野義製薬は12月27日、新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ錠」(一般名・エンシトレルビル フマル酸)について、提携先の韓国Ildong Pharmaceutical が、同国で製造許可を申請を実施したと発表した。Ildongは今年1月に条件付き製造販売承認申請を行い、日本からの輸入品に基づく審査が行われていたが、製造技術移管が完了したため、申請内容を韓国国内での生産・供給に切り替えて製造許可申請を行った。

 

島津製作所など、肝硬変に対する細胞治療の共同研究

島津製作所は12月27日、リジェネフロ(京都市)、京都大iPS細胞研究所(CiRA)、東洋製罐グループホールディングスと、iPS細胞を使った肝硬変に対する細胞療法の共同研究を行うと発表した。共同研究では、臨床試験に使用可能なHLAホモドナー由来iPS細胞から移植用肝細胞塊を製造する方法を確立。ラットなどの肝硬変モデルを使って細胞療法の薬効と安全性を評価し、肝細胞が産生する治療効果物質の同定と機序解明を行う。島津製作所は2021年からリジェネフロやCiRAなどとネフロン前駆細胞の品質・製造工程のモニタリング方法に関する共同研究を行っており、22年にはリジェネフロに出資している。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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