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田辺三菱、中国販売子会社の持分売却…新製品は導出で展開|製薬業界きょうのニュースまとめ(2023年12月21日)

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田辺三菱、中国販売子会社の持分売却…新製品は導出で展開

田辺三菱製薬は12月21日、中国の販売子会社・天津田辺製薬の持分を遠大医薬(中国)に売却すると発表した。公立病院向け医薬品競争入札「集中購買」の導入など近年の中国の事業環境の変化を踏まえ、中国市場に知見の深い企業に事業運営を委ねることが天津田辺の成長と競争力強化につながると判断した。売却によって中国本土の自社販売機能はなくなるが、北京と上海の開発拠点は残し、新製品は導出などを通じて中国市場に展開する。天津田辺は1993年設立。循環器用薬や消化器用薬、アレルギー治療薬などを製造販売している。田辺三菱は株式の75.35%を保有。売却額は約74億円。共同出資者の天津力生製薬は田辺三菱の持分の優先購入権を放棄している。

 

シスメックス、メガカリオンを連結子会社化…再生細胞治療の取り組み加速

シスメックスは12月21日、iPS細胞から血小板を産生させる技術を持つメガカリオン(京都市)の株式を追加取得し、連結子会社化したと発表した。iPS細胞由来血小板製剤の事業化を加速させるとともに、自社検査機器の精度管理に用いる標準物質の原材料への応用などを検討する。シスメックスは今年5月に発表した長期経営戦略で、再生細胞医療などの分野で事業を創出することを掲げている。メガカリオンには2017年に出資している。

 

UBE、エーピーアイコーポレーションを吸収合併

UBEは12月21日、完全子会社のエーピーアイコーポレーション(APIC)を来年12月1日付で吸収合併すると発表した。双方の技術を共有し、新規技術の開発を加速させるとともに、サプライチェーンネットワークの拡充などを進める狙い。UBEは昨年12月、CDMO事業を強化するため三菱ケミカルグループの生命科学インスティテュートからAPICの全株式を取得した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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