
アステラス つくばにオープンイノベーション拠点、エコシステム発展へ三井不動産などと連携
アステラス製薬、米バイオラブスグローバル、三井不動産の3社は10月11日、アステラスがつくば研究センターに開設したオープンイノベーション拠点「SakuLab-Tsukuba」を中心に、つくば(茨城県)と柏の葉(千葉県)のライフサイエンスエコシステム発展に向けて連携すると発表した。SakuLab-Tsukubaはすぐに使える実験施設を備え、スタートアップやアカデミアのイノベーション創出を支援。海外でシェアラボの運営などを行うバイオラブスが施設運営のノウハウを提供する。アステラスは三井不動産が柏の葉で運営する賃貸型ウェットラボにがん研究のオープンイノベーション拠点を開設しており、両社はつくば、柏の葉両エリアとその周辺地域のエコシステム発展に向けて協力する。
ヘリオス、細胞医薬品「HLCM051」ARDSでグローバルの権利取得
ヘリオスは10月11日、米アサシスから日本国内のライセンスを取得している細胞治療医薬品「HLCM051」について、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に関するライセンス対象地域を全世界に拡大することで同社と合意したと発表した。ヘリオスは対価として最大450万ドル(約6億7000万円)を支払うほか、開発・販売マイルストンやロイヤリティを支払う。ヘリオスは今後、国内で臨床第2相(P2)試験のデータを補強するための新たな臨床試験の実施を予定しており、アサシスは三次元培養法で製造した治験製品を同試験に提供する。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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