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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年6月15日)

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「アジルバ」「アラミスト」などに初の後発品、16日収載

厚生労働省は6月15日、後発医薬品の薬価追補収載を官報告示した。収載は16日付。初めて後発品が収載されるのは、高血圧症治療薬「アジルバ錠」やアレルギー性鼻炎治療薬「アラミスト点鼻液」、緑内障・高眼圧症治療薬「タプロス点眼液」など11成分。アジルバとアラミストには武田テバファーマがオーソライズド・ジェネリック(AG)を投入する。詳しくはトピックスで。

 

アステラス、タンパク質分解誘導薬の創出に向け米Cullgenと提携

アステラス製薬は6月15日、タンパク質分解誘導薬の創出に向け、米Cullgenと共同研究・独占的オプション契約を結んだと発表した。共同研究では新規E3リガンドを活用したCullgen独自のプラットフォームを使い、複数の候補化合物の創出を目指す。得られた化合物の開発と商業化はアステラスが担当。Cullgenは、乳がんなどの固形がんを対象に以前同定した細胞周期タンパク質の分解誘導薬候補(同社のリードプログラム)について、米国での開発にかかる費用と利益を両社で折半し、製品化された際にコ・プロモーションを行う権利を持つ。契約に基づき、アステラスは一時金3500万ドル(約49億円)を支払う。リードプログラムに関するライセンスオプション契約を行使した場合は追加で8500万ドルを支払う予定で、このほかマイルストンとして最大19億ドルと、売上高に応じたロイヤリティを支払う可能性がある。

 

「オプジーボ」進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍に適応拡大申請

小野薬品工業は6月15日、抗PD-1抗体「オプジーボ点滴静注」(一般名・ニボルマブ)について、「根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍」への適応拡大を申請したと発表した。申請は、慶応義塾大病院が主導した医師主導臨床第2相(P2)試験の結果に基づく。上皮系皮膚悪性腫瘍は、上皮系腫瘍に分類される皮膚がんの総称で、有棘細胞がんや基底細胞がん、乳房外パジェット病、皮膚付属器がんを含む。手術などの局所治療による根治が期待できるものの、根治切除不能な進行・再発がんには標準治療がなく、予後が悪いと知られている。

 

武田テバ、「アジルバ」「アラミスト」AGを16日に発売

武田テバファーマは6月15日、高血圧症治療薬「アジルバ錠」(アジルサルタン、先発品の製造販売元・武田薬品工業)とアレルギー性鼻炎治療薬「アラミスト点鼻液」(フルチカゾンフランカルボン酸エステル、グラクソ・スミスクライン)のAGを16日に発売すると発表した。アラミストAGの販売ではセオリアファーマ(東京都中央区)とコ・プロモーション契約を結んでおり、両社で情報提供活動を行う。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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