小野、高度人材採用強化へ新会社
小野薬品工業は6月7日、デジタルなどの分野で高い専門性を持つ人材の採用を強化するため、独自の採用体制と報酬制度を持つ新会社「OPhrs(オファーズ)」を設立すると発表した。採用体制と採用プロセスの高度化・迅速化を図り、専門性の高い人材を積極的に採用する。新会社は7月3日の設立を予定。事業内容は「情報通信システム等に関する企画、調査、研究、研修およびコンサルティングの受託」としている。
ケミファ、スタンダード市場への変更を申請
日本ケミファは6月7日、東証スタンダード市場への変更を申請したと発表した。同社は昨年行われた東証の市場再編で最上位のプライム市場を選択したが、流通株式数、流通株式時価総額、1日平均売買代金の3項目で上場維持基準を満たしておらず、経過措置によって暫定的に上場が認められている。同社は2027年3月期の上場基準適合を目指して取り組みを行ってきたが、今年4月の東証の規則改正で経過措置が25年3月に終了することが決まり、それまでに基準を満たすのは難しいと判断した。東証は9月29日まで無審査でスタンダード市場への移行申請を受け付けており、同日までに移行申請した企業は10月20日に市場が変更される。
武田 HAE患者のQOLを可視化、医師向けツール導入
武田薬品工業は6月7日、遺伝性血管性浮腫(HAE)患者のQOLを測る指標をグラフ化して視覚的に確認できるツール「AE-QoLビジュアライザー」を医療従事者向けサイトに導入したと発表した。AE-QoLはHAE患者のQOLを測る指標として確立されたものだが、数値化するのに手間がかかる。同ツールは、患者が記入した日常生活への影響を問う質問への回答を医師が入力するとスコアが計算され、グラフ化することができる。患者に対して数字やグラフをもとに説明できるようになり、コミュニケーションの向上に役立つと期待している。
日本臓器製薬、社長に開発本部長の小西専務
日本臓器製薬は6月6日、同日付で取締役専務執行役員開発本部長の小西崇文氏が社長に就任したと発表した。小西氏はマルホでの勤務を経て2013年に日本臓器製薬に入社。21年に開発本部長に就任し、22年から現職。35歳。