
大鵬薬品「ロンサーフ」の適応拡大を米国で申請
大鵬薬品工業は4月19日、抗がん剤「ロンサーフ」(一般名・トリフルリジン/チピラシル塩酸塩)の適応拡大を米国で申請し、受理されたと発表した。申請したのは「フルオロピリミジン、オキサリプラチン、イリノテカンベースの化学療法、抗VEGF療法、抗EGFR療法(RAS野生型の場合)の治療歴がある転移性大腸がん成人患者に対するベバシズマブとの併用療法」。優先審査に指定され、審査終了目標日は8月13日に設定された。申請の根拠としている国際臨床第3相(P3)試験では、ロンサーフとベバシズマブを併用した群は、ロンサーフ単剤療法群と比較して全生存期間と無増悪生存期間を有意に延長した。
メディカル一光、沢井の代理店と卸売事業の統合を協議
メディカル一光グループは4月19日、沢井製薬の代理店である西部沢井薬品(北九州市)と卸売事業の統合に向けた協議を行うことで合意したと発表した。物価高騰で経営環境が厳しくなる中、事業規模を拡大して効率化を図る。統合の具体的な形については、両社で検討を進める。
レコルダティとHOKUTO、先天性代謝疾患の専門医相談サービスを開始
レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパンとHOKUTO(東京都港区)は4月18日、HOKUTOが運営する医師向け臨床支援アプリ上で先天性代謝疾患の専門医相談サービスを提供すると発表した。専門医が電話やメールを通じて非専門医の相談を受ける。アプリ上には、レコルダティの高アンモニア血症治療薬「カーバクル」(カルグルミン酸)に関する情報や、高アンモニア血症の早期診断・早期治療のためのコンテンツを掲載。これらと専門医相談サービスを連動させ、適切な治療につなげる。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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