小野薬品、二重特異性融合タンパクの開発で米社と提携
小野薬品工業は2月22日、米キュー・バイオファーマと、同社が開発している二重特異性融合タンパク質「CUE-401」に関するオプション契約と提携契約を結んだと発表した。小野は同薬を全世界で開発・商業化するオプション権を取得。対価として一時金を支払うとともに、オプション権を行使した場合は最大約2.2億ドルの開発・販売マイルストンと、売上高に応じたロイヤリティを支払う。キューは米国での共同開発・商業化に関するオプション権を留保する。オプション期間中は小野が研究開発費を負担する。CUE-401は、TGF-βとIL-2の送達によって制御性T細胞を誘導・増殖させるようデザインされており、自己免疫疾患や炎症性疾患の治療薬として研究が進められている。
「オプジーボ」台湾で非小細胞肺がん術前補助療法の適応取得
小野薬品工業は2月22日、抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)について、台湾で「プラチナ製剤を含む化学療法2剤との併用療法による切除可能なEGFRまたはALK遺伝子変異陰性の非小細胞肺がんの術前補助療法」の適応を取得したと発表した。承認は、化学療法と比較して無イベント生存期間と病理学的完全奏効の有意な改善を示した国際共同臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。
インテージヘルスケア、名大と胃酸抑制薬の共同研究…AI創薬活用
インテージヘルスケアは2月22日、名古屋大と胃酸抑制薬の共同研究を始めたと発表した。インテージヘルスケアなどのAI創薬プラットフォームを活用し、化合物のデザインを実施。名大が化学合成と評価実験、結合構造解析を行い、新薬開発につなげる。