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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年12月19日)

更新日

 

第一三共、グーグルなどとプロジェクト「トータルケアエコシステム」構築に向け

第一三共は12月19日、個人の健康促進から予防、治療、予後ケアにわたる「トータルケアエコシステム」の構築に向け、グーグル、エクサウィザーズ、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーとともにプロジェクトを開始したと発表した。グーグルのウェアラブルデバイスやエクサウィザーズのAIを活用し、一人ひとりに寄り添ったトータルなヘルスケアの提供を目指す。今後、パートナー企業を拡大していく予定。

 

「エンハーツ」欧州で胃がん2次治療の承認取得

第一三共は12月19日、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(一般名・トラスツズマブ デルクステカン)について、欧州で「トラスツズマブを含む前治療を受けたHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発胃がん」への適応拡大の承認を取得したと発表した。欧州では乳がんに続く2つ目のがん種となる。承認に伴い、第一三共は提携先の英アストラゼネカから3500万ドル(約48億円)のマイルストンを受け取る。EMA(欧州医薬品庁)の医薬品委員会は、HER2低発現乳がんへの適応拡大についても承認勧告を出しており、EC(欧州委員会)が数カ月以内に承認する見込み。

 

リボミック「RBM-007」開発で中国企業と合弁

リボミックは12月19日、加齢黄斑変性を対象に開発を進めているアプタマー「RBM-007」について、中国企業2社と現地で臨床開発を行う合弁会社の設立に合意したと発表した。2社は、瑞科国際(北京)医薬技術有限公司と上海汇瑞医療器械有限公司で、リボミックが34%を出資し、中国企業2社が33%ずつ出資する予定。リボミックはマイルストンとロイヤリティーとして最大1億ドル(約137億円)を受け取る見込み。

 

ナノキャリア、秋永研究開発本部長が社長に就任

ナノキャリアは12月16日、松山哲人社長CEOが退任し、後任に同日付で秋永士朗研究開発本部長CSOが就任したと発表した。社長交代は松山氏の健康上の理由だという。秋永氏は研究開発本部長CSOも兼務する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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