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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年11月30日)

更新日

 

MeijiSeikaファルマ、Huyaから「ハイヤスタ」承継

MeijiSeikaファルマは11月30日、Huya Japanから抗がん剤「ハイヤスタ錠」(一般名・ツシジノスタット)の製造販売承認を承継したと発表した。同薬は昨年6月にHuyaが承認を取得。同年10月の発売時からMeijiが販売してきた。

 

ノバルティス「コセンティクス」300mgペン製剤を発売

ノバルティスファーマは11月30日、抗IL-17抗体「コセンティクス皮下注」(セクキヌマブ)の新剤形となる300mgペン製剤を発売したと発表した。同薬は尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬の適応で1回あたり最大300mgの投与が認められており、300mgペン製剤の追加で利便性の向上を図る。300mgを投与する場合、従来は150mgペン製剤で2回注射する必要があった。

 

ロート製薬 創傷治療システムが承認、メディパルが流通受託

ロート製薬は11月30日、自己多血小板血漿(PRP)療法による創傷治療システム「オートロジェルシステム」が新医療機器として承認されたと発表した。使用目的は「既存治療が奏効しない創傷に対する自己多血小板血漿ゲルを用いた創傷治癒の促進」。PRP療法は、患者の血液から血小板を分離濃縮したPRPを損傷組織に投与することで組織の再生を促す治療。ロート製薬は今後、保険適用に向けた申請を行う。同機器の流通業務はメディパルホールディングス(HD)に委託する。

 

住友ファーマ、非医薬品事業子会社をメディパルHDに売却

住友ファーマは11月30日、非医薬品事業子会社の住友ファーマフード&ケミカルをメディパルHDに売却すると発表した。2022年度中に全株式を譲渡し、子会社株式譲渡益として約250億円を計上する見込み。住友ファーマは譲渡益を成長投資に充てるとともに、経営資源を医薬品事業に集中させる。住友ファーマフード&ケミカルは、食品素材や食品添加物の製造・販売を手掛けており、22年3月期の売上高は334億9700万円。メディパルHDは27年3月期までの中期ビジョンで健康分野への取り組み強化を掲げていて、今回の買収はその実現に貢献するとしている。

 

モデルナ、感染症対策でアルムと提携

モデルナ・ジャパンは11月30日、ICTを活用した感染症対策でディー・エヌ・エー子会社の医療ICTベンチャー、アルム(東京都渋谷区)と戦略的パートナーシップ契約を結んだと発表した。アルムが持つ医療従事者向けアプリや市民向け健康サポートアプリなどを活用し、病診連携体制の構築や感染症・ワクチンに関する情報提供といった取り組みを行う。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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