アルナイラム、TTR-FAP治療薬「アムヴトラ」発売
Alnylam Japanは11月18日、トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチー(TTR-FAP)治療薬「アムヴトラ皮下注」(一般名・ブトリシランナトリウム)を発売したと発表した。標的となる特定のmRNAを分解し、変異型および野生型TTRタンパク質の産生を抑制するsiRNA製剤。従来品の「オンパットロ」は3週間に1回の投与が必要だったが、アムヴトラは3カ月に1回の投与で済む。薬価は25mgシリンジ1本で781万923円。ピーク時に117億円の販売を見込む。
リニカル、サイエンス37と提携…DCT推進
リニカルは11月17日、分散型臨床試験(DCT)の推進に向けて米サイエンス37と提携したと発表した。サイエンス37のバーチャル治験システムを活用し、DCTサービスを展開する。
島津製作所 日水製薬を完全子会社化、来年4月に社名変更
島津製作所は11月18日、日水製薬を15日付で完全子会社化したと発表した。来年4月1日付で社名を「島津ダイアグノスティクス」に変更する。日水製薬が持つ臨床向けの販路や試薬関連の技術・知見を取り込み、診断事業などを強化する。
DWTI、角膜内皮治療薬の権利を同志社大発ベンチャーに譲渡
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)は11月18日、子会社・日本革新創薬が同志社大から許諾を受けている角膜内皮治療薬の独占的実施権を同大発ベンチャーのアクチュアライズ(京都府京田辺市)に譲渡すると発表した。アクチュアライズで事業化を進めるのが最適と判断した。権利譲渡に伴い、日本革新創薬はアクチュアライズから一時金を受け取る。