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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年10月12日)

更新日

 

GTB、本郷・御茶ノ水・東京駅エリアで活動推進…製薬協など中心に体制発足

Greater Tokyo Biocommunity(GTB)は10月12日、「本郷・御茶ノ水・東京駅エリア拠点」で東京大、東京医科歯科大、日本製薬工業協会を幹事機関とする推進体制を発足したと発表した。エリア内の大学や研究機関、病院、ベンチャーキャピタル、製薬企業などと連携し、シーズの創出から事業化・生産までをシームレスにつなげるバリューチェーンの構築を目指す。

 

セルージョン、水疱性角膜症治療薬CLS001の製法開発でMinarisと提携

再生医療ベンチャーのセルージョン(東京都中央区)は10月12日、水疱性角膜症治療薬CLS001の米国での商業化に向け、昭和電工マテリアルズ傘下の再生医療CDMO、Minaris Regenerative Medicineと製法開発に関する基本合意契約を結んだと発表した。CLS001は、セルージョンが開発中のiPS細胞由来角膜内皮代替細胞を用いた細胞治療。慶応大病院で医師主導臨床研究の参加者募集が行われており、セルージョンは国内での企業治験とグローバル臨床試験の準備を進めている。

 

アボットとMICIN、糖尿病の治療支援へ協業

アボットジャパンとMICIN(東京都千代田区)は10月12日、糖尿病の治療支援で協業を開始し、治療継続の重要性の認知向上を目指した疾患啓発活動を共同で展開すると発表した。第一弾として、オンライン診療による遠隔での「血糖変動モニタリング」を開始。遠隔で医師と血糖情報を共有できるアボットの血糖自己測定器と、MICINのオンライン診療サービスを活用し、患者が在宅で血糖管理に関するアドバイスを得るとともに、適切な治療を受けることができる環境を作る。

 

ラクオリア創製のtegoprazan、インドネシアでも承認

ラクオリア創薬は10月12日、韓国HKイノエンに導出した非びらん性胃食道逆流症治療薬tegoprazanがインドネシアで承認されたと発表した。サブライセンス先のPT Kalbe Pharmaが承認を取得した。tegoprazanはラクオリアが創製したカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)。韓国や中国でも承認されている。

 

決算

久光製薬(2022年3~8月期、10月12日発表)

売上高596億1900万円(前年同期比1.8%増)、営業利益49億1300万円(13.9%減)。国内事業は薬価改定の影響などで減収となったものの、円安の影響もあり海外事業が好調だった。利益面は、売上原価の増加が響いて減益。2023年2月期は、売上高1230億円、営業利益111億円の従来予想を据え置いた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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