新型コロナ治療薬「ラゲブリオ」、16日から一般流通
MSDは9月8日、新型コロナウイルス感染症治療薬「ラゲブリオカプセル」(一般名・モルヌピラビル)の一般流通を16日に開始すると発表した。同薬は昨年12月に特例承認を取得。これまでは、厚生労働省が買い上げて医療機関や薬局に配分してきたが、供給体制が整ったことから一般の医薬品と同様の流通に移行する。薬価基準には8月18日付で収載され、薬価は200mg1カプセル2357.80円となった。ピーク時売上高は138億円を予測している。
サノフィ 国内初の寒冷凝集素症治療薬「エジャイモ」発売
サノフィは9月8日、寒冷凝集素症治療薬「エジャイモ点滴静注」(スチムリマブ)を発売したと発表した。寒冷凝集素症は、補体(免疫系の一部)が自己の正常な赤血球を誤って破壊することで発症する自己免疫性溶血性貧血。エジャイモは、補体の古典経路のC1sを選択的に抑制する作用を持つ国内初の治療薬となる。薬価は1.1g22mL1瓶24万4074円で、ピーク時に売上高22億円を見込む。
MICINとリニカル、DCT推進で協業
MICIN(東京都千代田区)は9月8日、分散型臨床試験(DCT)の推進に向け、CROのリニカルと協業を開始したと発表した。MICINはオンライン診療やeConsentなどの機能を搭載したDCTプラットフォーム「MiROHA(ミロハ)」を展開している。日本発のグローバルCROであるリニカルとともに、DCT導入の提案・支援を行い、DCT普及の課題解決に取り組む。