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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年9月1日)

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ファイザー BA.4-5対応コロナワクチンを申請へ

ファイザーは9月1日、新型コロナウイルスのオミクロン株BA.4-5と起源株に対応した2価ワクチンを近く日本で申請する予定だと発表した。同社は先月8日、オミクロン株 BA.1と起源株を含む2価ワクチンを申請。米国では同月31日、オミクロン株BA.4-5株に対応するワクチンが緊急使用許可を受けた。

 

第一三共の新型コロナワクチン、未接種者対象のP3試験開始

第一三共は9月1日、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチン「DS-5670」(開発コード)について、ワクチン未接種者を対象とする国内臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。試験は、ワクチン未接種で、新型コロナへの感染歴のない成人322人を対象に実施。ファイザーの同「コミナティ筋注」に対する免疫原性と抗体陽転率の非劣性を検証する。第一三共は追加接種に関する臨床試験を先行して進めており、今年中の実用化を目指している。

 

CureApp、高血圧症治療用アプリを発売

CureApp(東京都中央区)は9月1日、高血圧症に対する治療用アプリ「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」を発売したと発表した。同日付で保険適用された。高血圧症に対するデジタルセラピューティクスは世界初で、日々の血圧測定と医師の指導を含む6カ月間のプログラムとして提供される。保険点数は、「禁煙治療補助システム指導管理加算」と「血糖自己測定器加算」を準用し、アプリによる治療開始時に140点、月1回830点(初回含む6カ月間)が算定される。

 

東和 ゲームメソッドを取り入れた服薬支援ツールの提供開始

東和薬品は9月1日、服薬支援ツール「Hanaサポート(ハナサポ)」のサービスを開始したと発表した。アプリには、服薬時間のリマインドや服薬の記録、かかりつけ薬局の登録、お薬手帳などの機能を搭載。利用者は、服薬実績の登録にあわせてアプリ内のキャラクターと日本の名所を巡ることができ、ゲームメソッドによるモチベーション向上や中断防止を期待する。提携先のバンダイナムコ研究所のアドバイスをもとに構築した。利用者がアプリに登録した情報を把握できる薬局向けの管理Webサービスの提供も開始。関西エリアから販売を始め、段階的に全国展開を進める。

 

アムジェン 片頭痛治療薬「アイモビーグ」在宅自己注射が可能に

アムジェンは9月1日、抗CGRP受容体抗体の片頭痛治療薬「アイモビーグ皮下注」(一般名・エレヌマブ)について、在宅自己注射が可能になったと発表した。従来は4週間に1回、医療機関での投与が必要だったが、医師が適切と判断した場合、事前に説明とトレーニングを受けることで自己注射が可能となる。治療負担の軽減が期待される。

 

武州製薬 会津工場を開設、三和化学からの譲渡完了

武州製薬は9月1日、三和化学研究所からのFUKUSHIMA工園(福島県会津若松市)の事業譲渡が完了したと発表した。名称を「会津工場」に変更し、医薬品の受託製造工場として稼働させる。生産能力は錠剤約10億錠とゼリー剤約3400万カップ。武州製薬の生産拠点は4拠点に拡大し、CDMO事業の需要増に対応する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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