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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年8月2日)

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KMバイオの天然痘ワクチン、サル痘に適応拡大

厚生労働省は8月2日、KMバイオロジクスの天然痘(痘そう)ワクチン「乾燥細胞培養痘そうワクチンLC16『KMB』」について、サル痘予防への適応拡大を承認したと発表した。7月29日に開いた薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で承認が了承されていた。痘そうワクチンはサル痘に対しても85%の発症予防効果があるとされる。厚労省は接種対象者などについて検討を進めている。

 

サワイ CureAppのNASH治療用アプリ、開発・販売で提携

サワイグループホールディングス(HD)は8月2日、CureApp(東京都中央区)が開発している非アルコール性脂肪肝炎(NASH)治療用アプリについて、開発・販売のライセンス契約を結んだと発表した。同アプリはCureAppと東京大医学部付属病院が行った臨床研究で体重減少や肝線維化の改善効果が確認されており、今後、臨床第3相(P3)試験を開始する。サワイは契約一時金と開発・販売のマイルストンとして最大で総額105億円をCureAppに支払うほか、販売額に応じたロイヤリティを支払う。

 

そーせい アッヴィと神経疾患領域で新規創薬提携

そーせいグループは8月2日、米アッヴィと神経疾患領域の創薬で提携すると発表した。新規創薬提携とライセンスのオプション契約を結んだ。両社は2020年に炎症性疾患と自己免疫疾患で創薬提携を結んでおり、その範囲を拡大する。今回の提携で両社は神経疾患の分野でGタンパク質共役受容体(GPCR)に作用する低分子の開発を目指す。そーせいが臨床試験開始申請までの研究開発を担当し、その費用を負担。アッヴィは臨床開発と申請、承認取得、商業化を担う。そーせいはアッヴィから契約一時金4000万ドル(約53億円)を受領するほか、今後3年間で最大4000万ドルの初期開発マイルストン、最大12億ドルの開発・販売マイルストン、販売額に応じたロイヤリティを受け取る権利を持つ。

 

キョーリン製薬HD 連結子会社の米ActivX、来年3月に解散

キョーリン製薬HDは8月2日、米子会社ActivX Biosciencesについて、来年3月末をめどに解散する方針を決めたと発表した。同社は独自のプロテオミクス技術を持つバイオベンチャーで、杏林製薬が2004年に買収。近年は、同社のキナーゼ網羅的解析技術をプラットフォームとして、新たな創薬ターゲットの創出などに取り組んでいた。キョーリン製薬HDは「グループの創薬投資の効率性・生産性を検討した結果、低分子化合物の創製でActivXは一定の役割を果たしたと判断した」としている。

 

小林化工、 出荷継続のナファモスタットを自主回収

小林化工は8月1日、タンパク分解酵素阻害薬「ナファモスタットメシル酸塩注射用『MEEK』」について自主回収(クラスIII)を行うと発表した。これまで、医療上の必要性が高いとして出荷を継続してきたが、日医工の「注射用フサン」による代替が可能になったとして、使用期限が残っている全ロットの回収を決めた。小林化工による自社製品の自主回収は同製品が最後。今後は薬価削除や承認整理手続きを進めていくとしている。

 

アストラゼネカ スタートアップの日本参入・英国進出を支援、Tech Nationと提携

アストラゼネカは8月2日、英Tech Nationと戦略的パートナーシップを結び、日本と英国への進出を目指すスタートアップ企業の支援を強化すると発表した。日本市場への進出支援は、アストラゼネカが主導するオープンイノベーション・ネットワーク「i2.JP」を通じて行う。これまでもTech Nationの紹介で英ベンチャーがi2.JPに参画するなどコラボレーションしていたが、ネットワークの提供など相互協力体制を強化する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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