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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年5月30日)

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武田 HAE発作抑制薬「タクザイロ」を発売

武田薬品工業は5月30日、遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作の発症抑制薬「タクザイロ皮下注」(一般名・ラナデルマブ)を発売したと発表した。HAEは身体のさまざまな場所に繰り返し浮腫発作を引き起こす希少な遺伝性疾患で、喉に発生した場合、呼吸困難を起こして窒息死する危険もある。同薬は、血漿カリクレインに特異的に結合し、その濃度を引き下げる作用を持つ。薬価は300mg2mL1筒128万8729円。ピーク時に61億円の売り上げを見込む。

 

キッセイ、潰瘍性大腸炎治療薬「カログラ」発売

キッセイ薬品工業は5月30日、潰瘍性大腸炎治療薬「カログラ錠」(カロテグラストメチル)を発売したと発表した。同薬は世界初となる経口投与可能なα4インテグリン阻害薬で、EAファーマ(旧味の素製薬)が創製。2015年からキッセイと共同で開発を進め、今年3月にEAファーマが承認を取得した。販売はキッセイが行い、EAファーマとコ・プロモーションを行う。薬価は120mg1錠200.00円で、ピーク時に年間30億円の販売を見込んでいる。

 

大塚、利尿薬「サムタス」発売

大塚製薬は5月30日、V2-受容体アンタゴニスト「サムタス点滴静注用」(トルバプタンリン酸エステルナトリウム)を発売したと発表した。適応は「ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留」。同薬は「サムスカ錠」として販売されているトルバプタンのプロドラッグ注射液。経口投与が困難な患者への選択肢として開発した。薬価は8mg1瓶1160円、16mg1瓶2169円。ピーク時に13億円の売り上げを予測している。

 

科研「クレナフィン」導出先が欧州申請

科研製薬は5月30日、自社創製の爪白癬治療薬「クレナフィン」(エフィナコゾール)について、導出先のアルミラル(スペイン)がドイツとイタリアの規制当局に販売承認申請を行ったと発表した。科研は昨年7月、アルミラルに欧州での独占的な開発・販売権を供与する契約を締結。米国や韓国などでも導出先を通じて販売している。

 

エーザイ グループのサンプラネットを完全子会社化

エーザイは5月30日、グループ会社のサンプラネットを株式交換によって完全子会社化すると発表した。サンプラネットは、2002年にエーザイの国内グループ会社6社が合併して誕生。エーザイに対して医療・健康・環境分野に関わるビジネス・サービスを提供することを主な事業としている。エーザイは「医薬品産業をとりまく厳しい環境などを踏まえ、完全子会社化することでグループの一体性を強化するとともに、サンプラネットの事業の選択と集中を迅速に実行し、ビジネス・サービス支援機能を進化させる」としている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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