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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年4月21日)

更新日

 

興和、ドネペジルテープ製剤の販売権取得…帝國製薬が申請中

興和は4月21日、帝國製薬が申請中のアルツハイマー型認知症治療薬ドネペジルのテープ製剤について、日本国内での独占的販売権を取得するライセンス契約を結んだと発表した。ドネペジルの経皮吸収型製剤は国内初。帝國製薬は今年1月に申請を済ませており、承認取得後、興和が販売する。

 

久光、原発性手掌多汗症治療薬を申請

久光製薬は4月21日、原発性手掌多汗症治療薬「HP-5070」(一般名・オキシブチニン塩酸塩)を申請したと発表した。久光の経皮薬物送達システム技術を活用した塗布剤。2023年度中の承認取得を目指している。

 

武田とエムスリー「m3.com」で疾患検索サービスを提供

武田薬品工業とエムスリーは4月21日、エムスリーの医療従事者専門サイト「m3.com」上で、症状から疾患を検索できるサービス「Docpedia CaseSearch」を提供すると発表した。サービスでは、医師が入力した患者の症状をもとに、関連が疑われる複数の疾患に関する情報を瞬時に提供する。希少疾患の診断支援検索サービス「PubCaseFinder」を提供するライフサイエンス総合データベースセンターの技術を活用した。武田とエムスリーは、取り組みを通じて希少疾患の認知向上と診療負担の軽減を期待している。

 

マクシス・東レエンジ イオンチャネルを標的とした創薬研究ツールを共同開発へ

神奈川県立産業技術総合研究所発ベンチャーのMAQsys(マクシス、神奈川県川崎市)は4月21日、イオンチャネルを標的とした創薬研究ツールの事業化に向け、東レエンジニアリングと共同プロジェクト契約を結んだと発表した。マクシスは人工細胞膜技術を持っており、人工知能(AI)技術を持つ東レエンジとともに、イオンチャネルを細胞外で再現する人工細胞膜チップの量産技術の確立と分析システム・サービスの開発に取り組む。ミトコンドリアやリソソームといった細胞内器官を標的とする創薬研究を効率化する狙い。

 

中外製薬、クラウドプラットフォーム「Snowflake」導入

中外製薬は4月21日、保有データの全社利活用を進めるため、米スノーフレイクのデータクラウドプラットフォーム「Snowflake」の利用を開始したと発表した。研究開発、営業、メディカルなど、各部門が保有するデータをSnowflake上で統合し、全社で利活用できる環境を整備。創薬の生産性向上や顧客とのコミュニケーションの最適化などにつなげる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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