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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年2月24日)

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小野薬品、機能性表示食品の開発でマルハニチロと協業

小野薬品工業は2月24日、機能性表示食品の開発でマルハニチロと協業すると発表した。小野は2019年に、マルハニチロから提供された水産物由来の機能性素材を使って機能性脂質製品を開発。2つの臨床試験で製品の有用性が証明されたとし、サプリメント事業の発足に向けて取り組みを進める。小野薬品にとっては初の消費者向け事業となる。

 

「エディロール」特許訴訟、後発品メーカーが勝訴

骨粗鬆症治療薬「エディロール」(一般名・エルデカルシトール)をめぐる特許権侵害訴訟で、同薬の後発医薬品を製造販売する沢井製薬と日医工は2月24日、東京地裁が先発医薬品の製造販売元である中外製薬の請求を棄却する判決を出したと発表した。中外は昨年2月、後発品が物質特許を侵害しているとして損害賠償などを求めていた。同社は「判決の内容を踏まえ、今後の対応を検討する」としている。

 

キョーリン 富山・高岡に新工場、24年稼働予定

キョーリン製薬ホールディングス(HD)は2月24日、富山県高岡市に工場を新設すると発表した。投資額は約100億円。今年8月に着工し、2024年4月の稼働を予定している。生産能力は約20億錠で、省力化や効率化で低コスト生産の実現を目指す。キョーリン製薬HDでは、後発医薬品を製造する井波工場(富山県南砺市)の老朽化が進んでおり、同工場の生産機能を新工場に移管していく。

 

アイルランド・ホライゾン、日本で活動性甲状腺眼症治療薬のP3試験開始

ホライゾン・セラピューティクス(アイルランド)は2月23日、活動性甲状腺眼症(TED)治療薬テプロツムマブについて、日本で臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。TEDは眼球突出症や複視などを引き起こす自己免疫疾患で、進行すると失明のおそれがある。P3試験はプラセボ対照で、約50人を対象に眼球突出に対する有効性や安全性を評価する。同薬はインスリン様成長因子1受容体を標的とする抗体医薬。米国では「Tepezza」の製品名で2020年に承認された。

 

富士製薬、アルボテックからバイオシミラー1製品を導入

富士製薬工業は2月24日、提携先のアイスランド・アルボテックホールディングスが開発するバイオシミラー1製品について、日本での開発・販売に関する条件合意にいたったと発表した。両社は18年、日本でのバイオシミラー事業で提携。今回の1製品を含めると、両社は6製品について日本での開発・販売に合意している。

 

IQVIAソリューションズジャパン、宇賀神氏が社長に再登板

IQVIAジャパングループは2月24日、IQVIAソリューションズジャパンの社長に、4月1日付で宇賀神史彦氏が就任すると発表した。宇賀神氏は20年3月まで同社社長を務め、21年からはIQVIAジャパングループのアドバイザーを務めていた。現職の湊方彦氏は社長を退くが、IQVIAジャパングループ会長とIQVIAサービシーズジャパン代表取締役を継続する。

 

オムロン、JMDCと資本業務提携…1120億円で株式33%取得

オムロンは2月22日、JMDCと資本業務提携を結び、同社の発行済み株式の33%をノーリツ鋼機から約1119億円(1株当たり6000円)で取得すると発表した。両社が保有する医療データやヘルスケアデータを組み合わせて解析し、疾患発症リスクなどを予測することで、重症化予防ソリューションや介護予防ソリューションを創出。オムロンの海外拠点を活用するなどして、JMDCの海外展開を加速させる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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