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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年2月1日)

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ファイザーの経口コロナ薬、200万人供給で厚労省と最終合意

ファイザーは2月1日、申請中の新型コロナウイルス感染症に対する経口抗ウイルス薬について、日本政府に200万人分を供給することで厚生労働省と最終合意を結んだと発表した。同社の抗ウイルス薬は、3CLプロテアーゼ阻害薬ニルマトレルビルに低用量のリトナビルを併用するもので、先月14日に国内で申請した。米国や欧州ではすでに使用されている。

 

サスメド 不眠症治療用アプリを申請

サスメドは2月1日、不眠障害治療用アプリを申請したと発表した。同アプリはスマートフォン上で動作するソフトウェア医療機器で、認知行動療法を提供する。申請の根拠となった検証的試験では、シャム群(治療用アプリから治療アルゴリズムなどの機能を除いたもの)との比較で、主要評価項目のアテネ不眠尺度を有意に改善した。同アプリの販売では、昨年末に塩野義製薬と提携を結んでいる。

 

帝人ファーマ創製の抗タウ抗体、導出先の米メルクが臨床試験開始

帝人ファーマは2月1日、米メルクに導出したアルツハイマー病治療薬候補の抗リン酸化タウ抗体について、同社が臨床試験を開始したと発表した。帝人ファーマは2017年、前臨床段階にあった同薬の全世界での開発・製造・販売権をメルクに供与。国内では共同販促に関する権利を持っている。

 

小林化工、214製品を自主回収…サワイへの工場譲渡で

小林化工は1月31日、製造販売している214製品について、使用期限内の全ロットを自主回収すると発表した。同社は今年3月31日付でサワイグループホールディングス(HD)に全工場を譲渡し、製造業許可を取り下げることにしており、自社で品質の担保ができなくなることから自主回収する。これらの製品による健康被害は報告されていない。

 

ノボ、スマートインスリンペンを発売

ノボノルディスクファーマは2月1日、スマートフォンと連携できるスマートインスリンペン「ノボペン6」「ノボペン エコープラス」を発売したと発表した。投与データを自動的に記録できるペン型注入器で、「フィアスプ」「ノボラピッド」「トレシーバ」「レベミル」などで利用できる。最後の投与からの経過時間を表示する機能を持つほか、血糖値やグルコース値を記録する糖尿病管理アプリとも連携でき、経時的にデータを振り返ることが可能となる。

 

S-RACMO、大日本住友研究所内で再生・細胞医薬製造施設を稼働

大日本住友製薬傘下のS-RACMOは2月1日、大日本住友製薬の総合研究所(大阪府吹田市)に建設していた再生・細胞医薬製造施設「FORCE」が昨年末に完成し、今月から稼働を開始したと発表した。S-RACMOは現在、大日本住友の製造施設「SMaRT」の一部を使用して再生・細胞医薬の製造を行っており、FORCEの設計・仕様にはSMaRTの製造ノウハウを活用している。今後、GCTP、cGMPなどに準拠した製品の製造受託を行う。

 

そーせい 新社長にクリス・カーギルCFO

そーせいグループは2月1日、代表執行役社長CEO(最高経営責任者)にクリス・カーギルCFO(最高財務責任者)が就任する人事を発表した。人事は3月24日付で、同日の株主総会とその後の取締役会を経て正式決定する。現職の田村眞一氏は退任し、取締役会会長に専念する。カーギル氏は、KPMGやJPモルガンを経て2017年にそーせいに入社。18年11月からCFOを務めている。

 

KMバイオ 高濃度の血液凝固因子製剤「コンファクトF静注用」が承認

KMバイオロジクスは2月1日、「コンファクトF静注用」(一般名・乾燥濃縮ヒト血液凝固第VIII因子)の承認を取得したと発表した。適応は血友病とフォン・ヴィレブランド病。同剤は、注射用の従来品と比べて1mLあたりの有効成分含有量を2倍にした高濃度製剤。1回あたりの投与量を減らし、患者の負担軽減につながると期待される。

 

JALなど、都内でドローンによる医薬品配送の実証実験…メディセオが協力

日本航空(JAL)やKDDIなど5社は2月1日、東京都内でドローンを使った医薬品配送の実証実験を今月8~10日に行うと発表した。実験では、メディセオ新東京ビル(江東区)から聖路加国際病院(中央区)まで、隅田川上空をドローンで飛行する。JALは昨年からメディパルHDとドローンによる医薬品輸送に関する共同検討を行っており、今回の実験ではメディセオが医薬品輸送のアドバイザーとして協力する。

 

大正製薬HD、通期業績予想を修正

大正製薬HDは2月1日、2022年3月期の通期業績予想を修正した。修正後の業績予想は、売上高2690億円(従来予想から変更なし)、営業利益110億円(従来予想比35億円減)。退職給付引当金の計上や販管費の増加が利益を押し下げる。投資有価証券の売却による特別利益を計上し、純利益は予想を10億円引き上げた。

 

大正製薬、医療従事者向けチャットボットを開設

大正製薬は1月31日、医療従事者向けの情報サイトに2つのチャットボットを新設したと発表した。開設したのは「製品FAQ・DI検索チャットボット」と「使用期限検索チャットボット」。製品FAQ・DI検索チャットボットでは、問い合わせ内容や添付文書、インタビューフォームなどの一括検索が可能で、医療従事者の利便性向上などを期待する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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