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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年12月20日)

更新日

 

久光 ラクオリアからナトリウムチャネル遮断薬を導入、経皮製剤として開発へ

久光製薬は12月20日、ラクオリア創薬が創製した新規ナトリウムチャネル遮断薬「RQ-00350215」について、全世界での独占的な開発・製造・販売権を取得するライセンス契約を結ぶことで合意したと発表した。久光は同薬を経皮吸収型製剤として開発する。同薬は痛み信号の伝達に関わる特定のナトリウムチャネルの機能を選択的に遮断する作用を持ち、既存薬で効果不十分な慢性疼痛の治療薬として期待される。契約に基づき、久光は一時金6億円と最大約30億円の開発マイルストン、販売ロイヤルティなどを支払う可能性がある。

 

アルナイラム RNAi治療薬ブトリシランを申請

アルナイラム・ジャパンは12月20日、トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチー治療薬のsiRNA核酸医薬ブトリシランナトリウムを国内で申請したと発表した。アルナイラムは同疾患に対するRNAi治療薬として3週1回の点滴静注製剤「オンパットロ」(一般名・パチシランナトリウム)を販売しているが、別のドラッグ・デリバリー・システムを採用することで3カ月に1回の皮下投与を可能にした。米国や欧州、ブラジルでも申請している。

 

エーザイ JAK阻害薬フィルゴチニブ、アジアでの販売権獲得

エーザイは12月20日、経口JAK1阻害薬フィルゴチニブ(国内製品名・ジセレカ)について、米ギリアドとアジア(韓国、台湾、香港、シンガポール)での商業化・販売契約を結んだと発表した。エーザイは日本で同薬の販売を担当しているが、関節リウマチと潰瘍性大腸炎、クローン病に対する治療薬としてアジアでも販売を行う。今後、台湾と韓国(申請中)の製造販売承認を承継し、香港、シンガポールでも申請を行う予定。契約の対価として一時金と薬事・販売マイルストンを支払う。

 

アデュカヌマブ、欧州で承認に否定的見解

エーザイと米バイオジェンは12月17日、申請中のアルツハイマー病治療薬アデュカヌマブについて、欧州医薬品庁(EMA)の欧州医薬品委員会(CHMP)が同薬の承認に否定的な見解を示したと発表した。バイオジェンは再審議を求める方針。日本では今月22日に薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で承認の可否が審議される。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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