GE協会、長生堂製薬に5年間の会員資格停止処分
日本ジェネリック製薬協会は10月14日、承認書と異なる方法で医薬品の製造を行ったなどとして、徳島県から医薬品医療機器等法に基づく業務停止命令を受けた長生堂製薬に対し、5年間の正会員資格停止処分を行ったと発表した。改善状況によっては処分期間の短縮も検討する。協会の会員が行政処分を受けるのは、小林化工(すでに除名)と日医工に続いて今年3社目。協会は、製造・品質管理の強化やコンプライアンスの徹底などに取り組んでおり、「今回の事案を踏まえ、ジェネリック医薬品に対する信頼の回復に向け、取り組みを引き続き進めていく」としている。
ファイザーとユビ―、OAB患者の早期受診で連携
ファイザーとUbie(ユビ―)は10月15日、切迫性尿失禁(UUI)をはじめとする過活動膀胱(OAB)患者の早期受診を目指して協業を始めたと発表した。尿失禁は医師に相談しづらく、症状がある人の受診率は22.7%にとどまるという。協業では、AI(人工知能)を使って医療へのかかり方をサポートする「ユビ―AI受診相談」とファイザーの疾患啓発サイト「UUI相談室」を連携。患者に適切な情報を提供し、早期受診につなげる。
決算
久光製薬(2021年3~8月期、10月14日発表)
売上高585億5100万円(前年同期比10.6%増)、営業利益57億600万円(3.5%増)。「サロンパス」など一般用医薬品事業の主力製品が伸びたほか、医療用の「フェントステープ」や「ハルロピテープ」も増収に寄与した。22年2月期は、売上高1229億円、営業利益107億円の従来予想を据え置いた。