アストラゼネカ「フォシーガ」慢性腎臓病で承認…国内初
アストラゼネは8月26日、SGLT2阻害薬「フォシーガ錠」(一般名・ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)について、慢性腎臓病への適応拡大が承認されたと発表した。慢性腎臓病に対する治療薬の承認は国内初。臨床試験では、2型糖尿病の有無にかかわらず、プラセボと比べて腎機能の悪化または死亡のリスクを低下させた。同薬は2014年に2型糖尿病治療薬として発売。昨年11月には慢性心不全の適応を取得した。
モデルナのコロナワクチン、163万回分の使用見合わせ…一部ロットに異物混入
武田薬品工業は8月26日、日本で供給している米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、複数の接種会場から異物の混入が報告されたとして、該当するロットの使用を見合わせると発表した。対象となるロットは「3004667」「3004734」「3004956」で、計約163万回接種分。武田はモデルナに調査を依頼している。これまでに関連する安全性上の懸念に関する報告はないといいう。
わかもと「マキュエイド」中国でP3試験開始
わかもと製薬は8月26日、中国で「マキュエイド眼注用」(トリアムシノロンアセトニド)の臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。中国での開発は、ライセンス先である同国のRossoファーマシューティカルと実施。P3試験は、眼科手術補助剤としての承認取得を目指し、硝子体手術の適応のある患者を対象に行う。