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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年8月24日)

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ニプロ、東大病院と新型コロナ重症化予測システムを開発

ニプロは8月24日、東京大医学部付属病院と「新型コロナウイルス感染症重症化予測システム」の開発委託契約を結んだと発表した。医療機器プログラムとしての承認取得・発売を目指す。同システムは、医療従事者が患者の基礎項目とバイタルサイン、血液検査結果を入力すると、人工知能(AI)で開発したアルゴリズムが重症化リスクを予測。ニプロはユーザーインターフェースの開発を担当しており、東大病院はすでに同システムを活用した重症化予測サービスを始めている。

 

大塚製薬工場、がん患者の低栄養リスク予測で共同研究

大塚製薬工場と富士通は8月24日、国立がん研究センター、国立長寿医療研究センターと、がん患者の低栄養リスクを予測するAIサービスの構築に向けた探索的共同研究を開始したと発表した。国がん東病院の電子カルテシステムに蓄積されたがん患者1万人の診療データを匿名化し、AIで分析して低栄養リスクの予測モデルを構築する。富士通はICT技術を使ってデータ分析を支援。大塚製薬工場は低栄養を引き起こす因子を絞り込み、予測モデルの構築・検討を行う。将来的には、構築したモデルを活用し、低栄養リスクの高い患者に早期の栄養介入行うことで治療効果の向上を目指す。

 

Meiji 選択的PDE4阻害薬「ME3183」来年P2開始へ

MeijiSeikaファルマは8月24日、自社創製の選択的PDE4阻害薬「ME3183」について、来年1~3月をめどに米国とカナダで尋常性乾癬患者を対象とする臨床第2相(P2)試験を始めると発表した。米国で健康成人を対象に行ったP1試験では、非臨床試験から推定される有効血中濃度を上回る用量でも安全性上の大きな懸念がなく、良好な忍容性が認められた。用量を上げることで、既存のPDE4阻害薬を上回る治療効果が期待されるという。

 

EFPIA Japan 新会長にサノフィの岩屋社長

欧州製薬団体連合会(EFPIA Japan)は8月24日、9月1日付で会長にサノフィの岩屋孝彦社長が就任すると発表した。現職のハイケ・プリンツ氏(バイエル薬品社長)は、所属先での海外異動に伴い退任する。副会長(2人)には、日本ベーリンガーインゲルハイムの青野吉晃会長兼社長が留任し、新たにノバルティスファーマのレオ・リー社長が就く。

 

リリー、糖尿病患者向けLINE公式アカウント開設

日本イーライリリーは8月24日、LINEヘルスケアと連携してLINE公式アカウント「糖尿@LINEヘルスケア」を開設したと発表した。同アカウントを通じて、食事法や運動法など血糖コントロールに役立つ情報のほか、診察時の医師とのコミュニケーションを支援する相談シートなどを提供する。

 

第一三共エスファ「ベルケイド」AGを12月に発売

第一三共エスファは8月23日、抗がん剤「ベルケイド注射用」のオーソライズド・ジェネリック(AG)「ボルテゾミブ注射用3mg『DSEP』」を12月に発売すると発表した。先発医薬品を製造販売するヤンセンファーマから供給を受け、第一三共エスファが製造販売元として販売する。同剤は2019年2月に承認。ボルテゾミブには、AGを含めて複数の後発医薬品が承認されているが、現在のところ販売している企業はない。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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