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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年6月14日)

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「オプジーボ」韓国で胃がんと悪性胸膜中皮腫の1次治療に適応拡大

小野薬品工業は6月14日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)について、韓国で2つの適応拡大が承認されたと発表した。承認されたのは▽進行または転移性胃がん、胃食道接合部がんおよび食道腺がんのファーストライン(フルオロピリミジン系薬剤およびプラチナ系薬剤を含む化学療法との併用)▽切除不能な悪性胸膜中皮腫の成人患者のファーストライン(免疫チェックポイント阻害薬「ヤーボイ」〈イピリムマブ〉との併用)――。日本では、悪性胸膜中皮腫のファーストラインが先月承認。胃がんのファーストラインも申請している。

 

アイロムGとアガサ、治験の効率化へ提携

アイロムグループは6月14日、クラウド型の治験文書管理システム「Agatha」を提供するアガサと戦略的パートナーシップ契約を結ぶことで合意したと発表した。アイロムはブロックチェーン技術を活用した治験情報の統合管理プラットフォームサービス「aSBo Cloud System」を提供しており、Agathaと連携させることで治験の透明性・効率性の向上を目指す。詳細な提携内容については今後、協議する。

 

塩野義 下水で新型コロナの感染状況をモニタリング、サービスを開始

塩野義製薬は6月14日、下水によって新型コロナウイルスの感染状況を調べるサービスを開始したと発表した。塩野義は、下水中の細菌を高感度で検出する技術を北海道大と共同開発。同技術を活用して下水中のウイルス濃度を定期モニタリングし、地域の新型コロナウイルスの感染状況を調査する。自治体の下水処理場での利用を想定している。

 

カルナバイオ CDC7阻害薬「AS-0141」のP1試験を開始

カルナバイオサイエンスは6月14日、自社創製のCDC7阻害薬「AS-0141」について、「切除不能進行・再発または遠隔転移を伴う固形がん」の適応で国内臨床第1相(P1)試験を開始したと発表した。試験は用量漸増パートと拡大パートからなり、用量漸増パートで決定した最大耐用量と推奨用量に基づき、拡大パートで安全性と有効性を評価する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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