ベーリンガーインゲルハイム、山形工場に新エネルギーセンターを建設
ベーリンガーインゲルハイム製薬(BIS)は6月10日、キルシュ・エネルギーサービス合同会社(KES)と、CO2排出量削減を目的としたエネルギー供給(EPS事業)に関する契約を結んだと発表した。BISの山形工場の敷地内に、液化天然ガスで発電を行うエネルギーセンターを建設。2022年秋ごろから、同工場への電力などの供給を始める。KESは石油資源開発と山形ガスが出資する特別目的会社。
ナノキャリア 再発卵巣がん向け遺伝子治療薬のP3試験、国内でも開始
ナノキャリアは6月10日、イスラエルのVBLセラピューティクスから導入した遺伝子治療薬「VB-111」について、プラチナ製剤抵抗性再発卵巣がんを対象とする国際共同臨床第3相(P3)試験を国内で開始したと発表した。主要評価項目は全生存期間や無増悪生存期間。海外ではすでに患者登録が進んでおり、今年4月時点で260例の登録が完了している。日本での予定症例数は30例。
シミックヘルスケア 日本交通と治験参加者の送迎サービスを開始
シミックヘルスケア・インスティテュートは6月10日、タクシー大手の日本交通と提携し、感染症で公共交通機関の利用が難しい治験参加者を医療機関に送迎するサービスを開始すると発表した。新型コロナウイルスを含む感染症の軽症患者を対象に専用車両を手配するサービスで、シミックヘルスケアが配車や来院スケジュールの調整を行う。すでに15の医療機関への送迎に導入が決まっており、このうち2医療機関では今月下旬から開始する。