東和、医療関係者向けに製造企業名を公開
東和薬品は5月28日、医療従事者向けに同社が製造販売承認を持つ後発医薬品の製造企業名を公開すると発表した。同日から、自社工場で製造している品目を同社の医療従事者向けサイトで公開。他社に製造委託している品目については、許諾が得られた企業の名称を6月末までに公開する方向で準備を進めているという。製造企業名の公表は、すでに大原薬品工業や共創未来ファーマが行っているが、後発品大手企業では初めてとなる。
アッヴィの「シナジス」、アストラゼネカに移管
アストラゼネカは5月28日、抗RSウイルス抗体「シナジス」(一般名・パリビズマブ)について、アッヴィから製造販売承認の承継と販売の移管を受けると発表した。7月1日以降、アストラゼネカが流通・販売と情報提供・収集活動を行う。グローバルでのライセンス契約満了により、米国を除く世界70各国超で同薬の権利がアッヴィからアストラゼネカに返還されることになっており、これに伴って日本でも移管が行われる。
アストラゼネカ、肺がんの早期診断へ共同研究
アストラゼネカは5月28日、京都市と肺がんの早期診断・早期治療に向けた共同研究を行うと発表した。同市が持つ行政系医療介護データを分析し、肺がんの早期発見・早期治療の弊害となっている課題を検討。解決に向けた政策の立案・実施を目指す。
大鵬「アロキシ」小児用法・用量の追加が承認
大鵬薬品工業は5月27日、制吐薬「アロキシ」(パロノセトロン塩酸塩)について、小児に対する用法・用量の追加が承認されたと発表した。承認は、生後28日以上18歳以下の患者を対象に行った国内臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。18歳以下の患者には通常、体重1kgあたり20μgを1日1回点滴静注する。
EPS、MBOで株式非公開化
EPSホールディングス(HD)は5月27日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。同社の巌浩会長の資産管理会社「新鷹」がTOB(株式公開買い付け)でEPSHDを完全子会社化する。EPSHDはTOBに賛同しており、非公開化を通じて柔軟で機動的な経営体制を目指す。買い付けの期間は5月28日~7月8日。TOB成立後、EPSHDの株式は上場廃止となる。MBO後はスズケンが20%出資し、EPSHDはスズケンの持分法適用会社となる。