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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年5月24日)

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ヤンセン、1回接種の新型コロナワクチンを国内申請

ジョンソン・エンド・ジョンソンは5月24日、ヤンセンファーマが新型コロナウイルス感染症予防ワクチン候補を国内で申請したと発表した。海外で行った臨床第3相(P3)試験や、国内で250人を対象に行ったP1試験の中間解析結果に基づく。現在国内で承認されているワクチンはいずれも2回接種だが、同ワクチンは1回接種。米国では今年2月に緊急使用許可が出されている。同社は、承認されれば来年初頭から日本への供給を開始できる可能性があるとしている。

 

ノバルティス 多発性硬化症治療薬「ケシンプタ」発売

ノバルティスファーマは5月24日、多発性硬化症治療薬「ケシンプタ」(一般名・オファツムマブ)を発売したと発表した。同薬は月1回皮下投与の抗CD20抗体で、主にリンパ節のCD20陽性B細胞表面に結合し、B細胞の融解と減少を誘発する作用を持つ。B細胞を標的とする多発性硬化症治療薬は日本初。薬価は20mg0.4mL1キット23万860円で、ピーク時に99億円の売り上げを見込む。

 

東和 バンナムと開発の服薬支援ツール、実証実験で京大などと提携

東和薬品は5月24日、京都大、ヘルステック研究所と共同研究契約を結び、開発中の服薬支援ツールを使った実証実験を開始したと発表した。東和はバンダイナムコ研究所とゲーム要素を取り入れた服薬支援ツールのプロトタイプ版を開発。完成版の開発に向け、ツールの使用がアドヒアランスの向上につながるかどうか検証する。実験はヘルステック研究所が提供する健康管理アプリケーション「健康日記」と連携し、生活習慣病治療を行う患者200人を対象に実施。京都大は、得られたデータの解析やツール改良に向けたアドバイスを行う。

 

武田、CMV治療薬maribavirを米国で申請

武田薬品工業は5月21日、抗サイトメガロウイルス(CMV)薬maribavirを米国で申請し、米FDA(食品医薬品局)に受理されたと発表した。適応は、移植後の難治性/抵抗性(抵抗性無しも含む)CMV感染。申請のもととなったP3試験では、既存の抗ウイルス療法に対する優越性が認められた。FDAは同薬をブレークスルー・セラピーに指定しており、優先審査が適用された。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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