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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年4月6日)

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日医工 富山第一工場での製造再開

富山県から医薬品医療機器等法に基づく業務停止命令を受けていた日医工は4月6日、富山第一工場での製造業務を再開したと発表した。日医工本体の製造販売業務は先月29日から再開している。富山第一工場で製造した製品については、FMEA(欠陥モード影響解析)などによって品質を慎重に評価し、PMDA(医薬品医療機器総合機構)や富山県と協議した上で、順次製造と出荷を再開するとしている。同社は「法令および各種薬事規制の順守徹底を図り、再発防止および品質改善に向けて真摯に取り組み、信頼回復に全力で努める」とコメントした。

 

アストラゼネカ日本法人 20年売上高は2800億円、肺がん治療薬が牽引

アストラゼネカは4月6日、2020年(1月~12月)の日本での製品売上高が26億2000万ドル(約2830億円、前年比2%増)だったと発表した。肺がん治療薬「タグリッソ」や免疫チェックポイント阻害薬「イミフィンジ」といったがん領域が15億1400万ドルで牽引。喘息治療薬「ファセンラ」は、喘息向け生物学的製剤内のシェアを46%にまで拡大した。21年は、1月に承認された血液がん治療薬「カルケンス」のほか3剤の承認取得を見込んでいる。

 

ユビー「ワクチン接種Web問診システム」を自治体に提供

Ubie(ユビー)は4月6日、新型コロナウイルスワクチン接種前の問診をウェブ上で行える「ワクチン接種Web問診システム」を自治体向けに提供すると発表した。住民は自宅などからスマートフォンやパソコンを使って問診結果を送信することができ、接種業務の効率化や接種会場での感染リスク軽減を狙う。資本業務提携先のスズケンと協力し、早期の普及を目指す。

 

興和「リバロ」特許侵害で東和に損害賠償請求

興和は4月5日、高脂血症治療薬「リバロ」(一般名・ピタバスタチンカルシウム)の特許を侵害したとして、後発医薬品を製造販売する東和薬品を相手取り、損害賠償を求める訴訟を起こしたと発表した。興和が東和に同様の訴えを起こすのは4回目で、今回の請求金額は2018年4月~19年3月の東和の販売分に当たる56億1814万円。これまでに請求した2013年12月~18年3月末までの販売分とあわせ、請求額は総額188億1117万400円となった。興和が東和に製造販売の差し止めを求めた訴訟では、興和の主張を認める判決が確定している。

 

三井情報とEME、VHH抗体のライブラリーを共同開発

三井情報とイプシロン・モレキュラー・エンジニアリング(EME、さいたま市)は4月6日、VHH抗体のヒト化ライブラリー「PharmaLogical Library」を共同開発したと発表した。今後、実装段階に移行し、同ライブラリーを活用したVHH抗体の取得・デザイン・最適化を進め、製薬企業の創薬研究を支援する。VHH抗体はラクダ科動物が産生する抗体で、同ライブラリーはVHH抗体の結晶構造解析データをもとにデザインされている。両社は昨年4月から協業を進めてきた。

 

共創未来ファーマ、ナファモスタットをイタリアの大学に無償提供…新型コロナ試験用に

東邦ホールディングス(HD)は4月5日、子会社の共創未来ファーマが後発医薬品として製造販売承認を持つタンパク分解酵素阻害薬「ナファモスタットメシル酸塩注射用100mg」について、新型コロナウイルスを対象とした医師主導臨床試験に使用するため、イタリアのパドヴァ大医学部に2000バイアルを無償提供すると発表した。同大は提供された薬剤を使い、同薬が新型コロナ患者の肺機能の低下を防ぐかどうか検証する。

 

ニプロ 中国・長春に営業拠点新設

ニプロは4月6日、中国の吉林省長春市に子会社・尼普洛貿易(上海)有限公司の営業事務所を開設したと発表した。開設は昨年9月で、今年1月から営業を開始している。中国ではこれまで、上海本部と13の事業所、各地の駐在所で医療機器の販売を行っている。

 

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