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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年2月15日)

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ファイザー 新型コロナワクチンが特例承認…17日から接種開始

厚生労働省は2月14日、ファイザーの新型コロナウイルスワクチン「コミナティ」(一般名・コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン)を特例承認したと発表した。菅義偉首相は15日の衆院予算委員会で「17日には医療従事者への接種を開始したい」と表明。「1日も早く国民に安全で有効なワクチンを届けられるよう全力で取り組む」と述べた。

同ワクチンは、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発。日本では昨年12月18日にファイザーが申請していた。接種の対象は16歳以上で、3週間間隔で2回筋肉内に注射する。日本政府は今年1月、年内に1億4400万回分の供給を受けることでファイザーと合意した。

 

「サインバルタ」「ザクラス」などに後発品…6月収載へ承認

厚生労働省は2月15日、6月の薬価収載に向けて製薬各社が申請していた後発医薬品を承認した。初めて後発品が承認されたのは、塩野義製薬と日本イーライリリーの抗うつ薬「サインバルタ」や武田薬品工業の高血圧症治療薬「ザクラス」、エーザイの不眠症治療薬「ルネスタ」など。ザクラスやアステラス製薬の過活動膀胱治療薬「ベシケア」には、オーソライズド・ジェネリック(AG)も承認された。(詳しくはトピックスで)

 

日医工「ベシケア」AGの承認取得

日医工は2月15日、過活動膀胱薬「ベシケア」のオーソライズド・ジェネリック(AG)「ソリフェナシンコハク酸塩錠/OD錠『日医工』」の承認を取得したと発表した。製造販売元のアステラス製薬から特許の実施許諾を受けた。今年6月の発売を予定している。

 

 国内初 「ヒュミラ」バイオシミラー発売

協和キリン富士フイルムバイオロジクスは2月15日、抗TNF-α抗体「ヒュミラ」のバイオシミラー「アダリムマブBS『FKB』」を発売したと発表した。ヒュミラのバイオシミラーは国内初。協和キリン富士フイルムバイオロジクスと米ヴィアトリスの販売提携契約に基づき、販売はマイランEPDが行う。欧州では20カ国以上で販売されている。

 

富士フイルム 米テキサス拠点でもノババックスのワクチン原薬の量産開始

富士フイルムは2月15日、CDMO子会社のフジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)が、米テキサス拠点で新型コロナウイルス感染症ワクチン候補の原薬製造を開始したと発表した。受託製造するのは米ノババッックスが開発中の「NVX-CoV2373」。米ノースカロライナ拠点ではすでに原薬の量産に入っており、さらに英国拠点でも量産体制の準備に着手した。NVX-CoV2373は現在、北米や英国で臨床第3相(P3)試験を行っている。

 

武田 パーキンソン病患者向けにLINE公式アカウント開設

武田薬品工業は2月15日、パーキンソン病患者向けのLINE公式アカウントを開設したと発表した。友だち登録をした人に対し、16カ月間、疾患情報や公的支援制度の紹介、日常生活の注意点などを週に1回配信。提供する情報は、患者自身か家族か、就労しているかどうかなど、登録者に合わせてカスタムする。

 

シミックと国がん、血液がん治療薬の臨床開発促進で連携

シミックは2月15日、血液がんのがん関連遺伝子変異情報の活用について、国立がん研究センターと共同研究契約を結んだと発表した。国がん主導の「HM(Hematologic Malignancies)-SCREEN-Japan(初回標準治療非適応または再発・難治性の血液がんのがん関連遺伝子異常プロファイリングプロジェクト)」と連携し、希少な血液がんを対象とした臨床開発を促進する。共同研究の期間は、今年1月~来年12月末の予定。

 

【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】
武田薬品工業
アステラス製薬

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AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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