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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年1月15日)

更新日

 

大鵬薬品 スイスに現地法人、欧州の開発・販売拠点

大鵬薬品工業は1月15日、欧州の臨床開発・販売拠点として、スイスに新会社「大鵬オンコロジーヨーロッパ」を設立したと発表した。FGFR阻害薬フチバチニブ(開発コード・TAS-120)の開発と並行し、販売体制の整備を進める。

 

ステラファーマ、東証に新規上場を申請

ステラケミファは1月15日、子会社で医薬品開発を手掛けるステラファーマが東京証券取引所に新規上場を申請したと発表した。同社は、ホウ素中性子捕捉療法に用いるホウ素薬剤「ステボロニン」を開発。先駆け審査指定制度の対象品目に指定され、昨年5月に頭頸部がんを対象に発売した。

 

ヤンセン「イムブルビカ」の適応拡大を申請

ヤンセンファーマは1月15日、抗がん剤のBTK阻害薬「イムブルビカ」(一般名・イブルチニブ)について、「造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病」への適応拡大を申請したと発表した。ステロイドによる治療で効果不十分な患者が対象となる。申請は13日付。

 

アステラス、菌株を北里大に無償譲渡

アステラス製薬は1月15日、菌株アクレモニウム・クリソゲナムを北里大大村智記念研究所感染制御研究センターに無償で譲渡したと発表した。アステラスは「セフェム系抗菌薬の研究開発・製造、日本への安定供給に貢献できることを期待している」としている。

 

東邦HD、医療系ベンチャーのキュービクスと資本業務提携

東邦ホールディングス(HD)は1月15日、金沢大発医療系ベンチャーのキュービクスに出資し、同社製品の独占的販売に関する業務提携を結んだと発表した。キュービクスは、血液由来のRNA発現解析によって消化器がんの有無を判定する受託検査サービスや、新型コロナウイルスなどを検出するPCR試薬の開発・製造・販売を行っている。東邦HDは出資を通じて研究開発を支援するとともに、今後開発される製品の独占的販売権を取得する。

 

富士フイルム 先端治療の産学共同研究に参画…細胞治療の製造受託

富士フイルムは1月14日、米ハーバード大や同マサチューセッツ工科大などとともに、最先端治療分野の産学共同研究コンソーシアム「「The Massachusetts Center for Advanced Biological Innovation and Manufacturing, PBLLC」(CABIM)に参画すると発表した。1400万ドル(約14億円)を出資し、CABIMが研究開発する遺伝子改変細胞治療薬などのプロセス開発と製造を受託する。受託開始は2021年春の予定。富士フイルムはCABIMへの参画を通じ、受託ビジネスを遺伝子改変細胞治療に広げる。

 

カイオム、抗TROP2抗体を中国企業に導出

カイオムは1月14日、がん治療用の抗TROP-2抗体「LIV-2008」「 LIV2008b」について、中国のシャンハイ・ヘンリウス・バイオテックに導出する契約を結んだと発表した。中国、台湾、香港、マカオでの開発・製造・販売権をサブライセンス権付きで許諾。全世界での権利に関するオプション権も付与した。カイオムは一時金として100万ドル(約1億円)を受け取るとともに、開発・販売マイルストンと売上高に応じたロイヤリティを受け取る。ヘンリウスがオプション権を行使した場合、カイオムが受け取る対価は最大12億2500万ドル(約127億円)となる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
大塚ホールディングス(大塚製薬/大鵬薬品工業)
アステラス製薬

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