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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年12月15日)

更新日

 

第一三共、TROP2ADC「DS-1062」非小細胞肺がんでP3試験開始

第一三共は12月15日、抗TROP2抗体薬物複合体(ADC)「DS-1062」について、切除不能な非小細胞肺がんを対象に2つのグローバル後期臨床試験を開始したと発表した。開始したのは、Actionable遺伝子変異のない患者を対象とした臨床第3相(P3)試験「TROPION-Lung01」と、Actionable遺伝子変異を有する患者を対象としたP2試験「TROPION-Lung05」。

TROPION-Lung01では化学療法と免疫チェックポイント阻害薬での治療後に病勢進行した患者約590人を登録し、DS-1062とドセタキセルの有効性、安全性を比較。TROPION-Lung05では、チロシンキナーゼ阻害薬と化学療法による治療後に病勢進行した約150人が対象となる。いずれも提携先の英アストラゼネカとの共同開発。

 

サンバイオ、再生細胞薬「SB623」の申請が遅れる見込み

サンバイオは12月15日、開発中の再生細胞医薬品「SB623」について、2021年1月期中を目指していた慢性期外傷性脳損傷での申請が遅れる見込みだと発表した。「当局との相談や承認申請に必要な資料の準備などに時間を要しているため」としている。新たな申請予定時期は開示していない。

 

ALK陽性肺がん薬「ローブレナ」未治療患者への適応拡大申請

ファイザーは12月15日、ALK/ROS1阻害薬「ローブレナ」(一般名・ロルラチニブ)について、未治療のALK融合遺伝子陽性肺がんを対象に適応拡大申請を行ったと発表した。同薬は2018年11月に「ALK阻害薬に抵抗性または不耐容のALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発非小細胞肺がん」の適応で発売。国際臨床試験では、ALK阻害薬「ザーコリ」と比べて、病気の進行または死亡のリスクを72%低下させた。

 

第一三共「エフィエント」脳梗塞再発抑制への適応拡大を申請

第一三共は12月15日、抗血小板薬「エフィエント」(プラスグレル)について、脳梗塞再発抑制への適応拡大を申請したと発表した。血栓性脳梗塞患者および虚血性脳血管障害患者を対象とした複数の国内P3試験の結果に基づく。

 

小野、MALT1阻害薬を導入

小野薬品工業は12月15日、Chordia Therapeutics(神奈川県藤沢市)が開発したMALT1阻害薬「CTX-177」について、全世界での開発・製造・商業化権を獲得するライセンス契約を同社と結んだと発表した。契約に基づき、小野は一時金8億円とP1試験開始時の開発マイルストン25億円を支払うほか、その後の開発・販売に応じたマイルストンとして最大496億円を支払う。CTX-177は、リンパ球系の血液細胞のがん化に関与するMALT1の活性を阻害することで、リンパ球系の血液がんに対する効果が期待されている。

 

アムジェンとキャンサースキャン、大阪市と骨粗鬆症の啓発事業開始

アムジェンとキャンサースキャンは12月15日、骨粗鬆症の二次骨折の予防を目的とした疾患啓発事業に関する協定書を大阪市と結んだと発表した。骨折を経験している未治療の患者に向け、二次骨折リスクの啓発や予防のための受診を促し、骨折による寝たきりの防止や介護負担の軽減を目指す。キャンサースキャンとアムジェンは今後、ほかの自治体でも同様の取り組みを行う予定。

 

LINK-J、日本橋にグローバル・ライフサイエンス・ハブを開設

ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)と三井不動産は12月14日、東京・日本橋に新拠点「グローバル・ライフサイエンス・ハブ」を開設したと発表した。日本橋の拠点は10カ所目。東北大東北メディカル・メガバンク機構や米カリフォルニア大サンディエゴ校といった国内外のアカデミアのほか、ベンチャーキャピタルが利用を予定しており、グローバルな交流と連携を促進する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

第一三共
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