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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年11月26日)

更新日

 

エーザイ パーキンソン病オフ症状の「見える化」アプリをリリース

エーザイは11月26日、パーキンソン病患者の生活を支援するスマートフォンアプリ「PaDiCo(パディコ)」の提供を始めたと発表した。アプリには、患者がかんたんな操作でオフ症状の時間を記録し、週単位で可視化できる機能を搭載。体調や症状の変化をスコア化して記録することもでき、かかりつけ医とのコミュニケーションに役立ててもらう。

 

武田「ゼジューラ」錠剤を申請

武田薬品工業は11月26日、PARP阻害薬「ゼジューラ」(一般名・ニラパリブ)について、錠剤の剤形追加を申請したと発表した。今月20日に発売されたカプセル剤は冷蔵が必要だが、錠剤は室温で管理でき、利便性の向上が期待できる。

 

大塚製薬工場、脂肪・ビタミン配合の「エネフリード輸液」を発売

大塚製薬工場は11月26日、末梢静脈栄養輸液「エネフリード」を12月15日に発売すると発表した。同剤は、アミノ酸・糖・電解質に加え、脂肪と水溶性ビタミン液をダブルバッグに1剤化したもの。従来の糖・電解質・アミノ酸輸液はカロリーが少なく、必要に応じて静注用脂肪乳剤と併用するが、エネフリードは単独で1~2週間程度の栄養管理が可能となる。使用に注意を要する静注用脂肪乳剤を使わずに済むため、医療現場の負担を軽減できると期待される。

 

テルモ、薬剤充填済み注射器の生産設備を増設

テルモは11月26日、子会社テルモ山口D&Dの工場(山口市)に、薬剤充填済み注射器の生産設備を増設すると発表した。CDMOや投与デバイスビジネスを強化する狙いで、2016年の同工場稼働時と比べて生産能力は3.5倍となる見込み。総投資額は150億円で、2023年12月の稼働を予定する。

 

「ウプトラビ」慢性血栓塞栓性肺高血圧症へ適応拡大申請

日本新薬は11月25日、肺動脈性肺高血圧症治療薬「ウプトラビ」(セレキシパグ)について、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)への適応拡大を申請したと発表した。同薬は同社が創製したプロスタサイクリン受容体作動薬で、2016年に発売。血管拡張作用によって肺の血行を改善する。国内ではヤンセンファーマと共同で開発している。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
エーザイ
大塚ホールディングス(大塚製薬/大鵬薬品工業)
武田薬品工業
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