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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年11月9日)

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小野「フオイパン」新型コロナでP3試験開始

小野薬品工業は119日、タンパク分解酵素阻害薬「フオイパン」(一般名・カモスタットメシル酸塩)について、新型コロナウイルス感染症患者を対象とする臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。試験は110人の患者を対象に行い、プラセボと比較する。フオイパンはウイルス膜と細胞膜の融合を促す酵素の働きを抑え、ウイルスが細胞に侵入するのを阻害すると考えられている。

 

アデュカヌマブ、FDA諮問委が有効性に否定的見解

米バイオジェンがエーザイと共同開発し、米国で申請しているアルツハイマー病治療薬候補アデュカヌマブについて、米FDA(食品医薬品局)の末梢・中枢神経系薬物諮問委員会は11月6日、有効性に対して否定的な見解を示した。主要評価項目を達成したP3試験「EMERGE」を単独で評価した場合、「説得力のある有効性を示している」に賛成したのは1人で、反対8人、保留2人という結果だった。諮問委の判断に拘束力はないが、FDAは諮問委の意見と申請データをもとに、来年37日までに承認の可否を判断する。

 

アンジェス ゲノム編集の米エメンドを買収

アンジェスは119日、ゲノム編集技術を開発する持分法適用関連会社・米エメンドバイオの子会社化を決めたと発表した。エメンドはCRISPR/Cas9システムを発展させたOMNIヌクレアーゼによるゲノム編集技術を開発。アンジェスはこれまで、エメンドに総額5400万ドル(約56億円)を投資し、発行済株式の約40%を取得済み。約142億円を投じ、最大で全株式を取得する。

 

小野・ブリストル、ロシュと抗PD-L1抗体の特許ライセンス契約

小野薬品工業と米ブリストル・マイヤーズスクイブは119日、スイス・ロシュと、同社の抗PD-L1抗体「テセントリク」(アテゾリズマブ)に関する全世界の特許ライセンス契約を結んだと発表した。契約に基づきロシュは、契約一時金と202011日~261231日までの同薬の売上高に対する1%台のロイヤリティを小野とブリストルに支払う。

 

ノバルティス、セガXDと社員研修向けカードゲームを開発

ノバルティスファーマは119日、セガグループでエンタテイメントソリューション事業を展開するセガ エックスディー(XD)と、社員研修で活用できるカードゲーム「emotcha(エモッチャ)」を共同開発したと発表した。エモッチャは、プレイすることで参加者同士の個性・価値観の理解を促し、コミュニケーション力を養うことができるゲーム。ノバルティスは今後、エモッチャを研修プログラムに採用するほか、両社で海外拠点での活用に向けた多言語化や、オンライン版の開発も検討する。

 

決算

沢井製薬(202049月期、119日発表)

売上収益9017200万円(前年同期比0.3%減)、営業利益140120万円(8.1%減)。国内事業の売上収益は0.1%増の720億9800万円。新製品が売り上げを伸ばし、薬価改定や新型コロナウイルス感染症の影響をカバーした。米国事業も前年から横ばいだった。213月期の通期業績予想(売上収益2002億円、営業利益2685000万円)は据え置いた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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