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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年10月9日)

更新日

 

武田薬品など、新型コロナ向け免疫グロブリン製剤がP3開始

武田薬品工業は10月9日、開発中の新型コロナウイルス感染症に対する高度免疫グロブリン製剤について、米国立衛生研究所の国立アレルギー・感染症研究所が行う臨床第3相(P3)試験に最初の患者が登録されたことを確認したと発表した。試験は米国やメキシコのほか16カ国で最大500人の成人の入院患者を登録する予定。武田は、血漿分画製剤を手掛ける海外の製薬企業とともに「CoVIg-19プラズマ・アライアンス」を結成し、新型コロナに対する高度免疫グロブリン製剤を共同開発している。試験結果は年内にも判明する予定。

 

富士フイルム、リリーから新型コロナ向け抗体医薬の原薬製造を受託

富士フイルムは10月9日、米イーライリリーが開発している新型コロナウイルス感染症向け抗体医薬の原薬製造を受託すると発表した。CDMO子会社フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズのデンマーク拠点で来年4月から製造を開始し、低・中所得国への普及に協力する。

 

武田、米アローヘッドとRNAi治療薬の開発・販売で提携

武田薬品工業は10月9日、米アローヘッド・ファーマシューティカルズと、α-1アンチトリプシン欠乏症による肝疾患に対するRNAi治療薬「ARO-AAT」の開発・販売で提携したと発表した。両社は同薬を共同開発し、米国では利益を折半する形で共同販売。米国以外では武田が販売件を持つ。武田は契約一時金3億ドルと、開発、申請、販売のマイルストンとして最大7億4000万ドルを支払うほか、売り上げに応じたロイヤリティを支払う。同薬は現在、P2試験の段階にある。

 

キッセイ、パーキンソン病薬を香港企業に導出

キッセイ薬品工業は10月9日、自社創製のパーキンソン病治療薬「KDT-3594」について、中国、台湾、香港、マカオと東南アジア6カ国での開発・販売権をアファメド・セラピューティクス(中国・香港)に許諾する契約を結んだと発表した。キッセイは、契約一時金と開発・販売マイルストン、売り上げに応じたロイヤリティを受け取る。同薬は新規の非麦角系ドパミンアゴニスト。日本ではP2試験を行っている。

 

石原産業、抗がん剤開発から撤退

石原産業は10月9日、2011年から行ってきた抗がん剤の開発から撤退すると発表した。同社は、センダイウイルスを不活化させて粒子状にした「HVJ-E」を抗がん剤として開発し、18年からは悪性黒色腫と悪性胸膜中皮腫を対象に医師主導のP2試験を開始するなど、取り組みを進めてきた。しかし、治験薬の安定的な製造が難しく、今後の臨床試験で必要となる治験薬の供給体制を確立することができないと判断した。

 

田辺三菱「カナグル」がインドネシアで承認

田辺三菱製薬は10月8日、2型糖尿病治療薬のSGLT2阻害薬カナグリフロジン(日本製品名「カナグル」)がインドネシアで承認を取得したと発表した。インドネシア子会社のミツビシタナベファーマインドネシアが販売する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

田辺三菱製薬
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