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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年9月1日)

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ヤンセンの新型コロナワクチン、日本でP1開始

ヤンセンファーマは9月1日、新型コロナウイルスワクチン「Ad26.COV2.S」の国内臨床第1相(P1)試験を開始したと発表した。健康成人と高齢者の計250人を対象に、安全性、反応原性(腫脹や疼痛など)、免疫原性を評価する。同ワクチンはアデノウイルスを使ったウイルスベクターワクチン。米国とベルギーで7月から臨床試験を行っており、今月にはP3試験に移る予定。海外では、来年初頭に緊急時使用許可を取得することを目指している。

 

田辺三菱 うつ病治療用アプリを導入、25年度の実用化目指す

田辺三菱製薬は9月1日、京都大と国立精神・神経医療研究センターが開発したうつ病治療用スマートフォンアプリ「こころアプリ」について、3者間でライセンス契約を結んだと発表した。田辺三菱は、医療機器として承認を取得するための臨床試験を行い、承認後に販売する独占的な権利を獲得。2025年度までの実用化を目指す。医師主導治験では抗うつ薬との併用による症状改善が確認されている。

 

中外、MRに「LINE WORKS」を導入

中外製薬は9月1日、MR約2400人にワークスモバイルジャパンの「LINE WORKS」を導入したと発表した。コミュニケーションアプリ「LINE」を通じ、MRと医療従事者の双方間コミュニケーションを行うツールとして活用する。両社はまた、中外の従来の業務ツールとLINE WORKSのチャットの連携機能を共同開発し、LINE WORKSをフロントエンドアプリとして利用する予定。

 

日医工、LTLファーマとディレグラAGで契約

日医工は9月1日、LTLファーマと抗アレルギー薬「ディレグラ」(一般名・フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン)のオーソライズド・ジェネリック(AG)に関する許諾契約を結んだと発表した。日医工はサノフィと同AGの販売提携を検討していたが、ディレグラがLTLファーマに譲渡されたことに伴い、同社との契約に至った。AGは、日医工サノフィが今年2月に承認を取得しており、12月から日医工が販売する予定。

 

シオノギファーマ、ナガセ医薬品を買収

塩野義製薬は8月31日、子会社のシオノギファーマが、長瀬産業傘下のナガセ医薬品を買収すると発表した。今年10月1日をめどにナガセ医薬品の全株式を取得し、完全子会社化する。ナガセ医薬品は、抗がん剤、局所麻酔薬などの製造を手掛けており、自社製品のほか、注射剤などを受託製造している。シオノギファーマは、ナガセ医薬品の製造能力やノウハウを活用し、CDMOビジネスを強化する。

 

シンバイオ ライセンス契約めぐる損害賠償請求、主張認められず

シンバイオ製薬は9月1日、自己疼痛管理薬「SyB P-1501」のライセンス契約をめぐる米メディシンズへの損害賠償請求について、仲裁申し立ての結果、シンバイオの主張は認められなかったと発表した。シンバイオは2015年にライセンス契約を結んで同薬の国内開発を進めてきたが、17年にメディシンズが商業化を中止。シンバイオは、契約に基づく履行への保証が不十分だったとして、8200万ドル(約87億円)の損害賠償を求めて国際商業会議所に仲裁を申し立てた。仲裁廷は損害賠償請求を否定したものの、シンバイオが仲裁で回収しようとした弁護士費用などの50%に相当する495万ドルをメディシンズが支払うよう判断した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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